「セウォル号トラウマ」に陥った国民、財布さえ閉じる

デパート・マート、春のセール期間にも売上すとん...ファッション・酒類業界、ローンチイベント続々中断/5000を超える予約取り消しリゾートも 

◆「セウォル号の惨事」経済衝撃波/流通・レジャー業界を直撃◆
セウォル号の事態でパニックに陥った国民が財布を閉めた。食べるものも着るものも、昨年にはるかに及ばない。スポーツやレジャー活動はオールストップだ。大惨事に消費が贅沢として受け取られている。

去る18~20日の週末の三日間、ロッテ百貨店の既存店舗の売上は前年より1.6パーセント減少した。春の定期セールの最後の3日だけに、最大80パーセント割引まで掲げて客引きに注力したが、セウォル号事故で消費者が買い物を控えたことで、むしろ実績がつんのめったわけだ。

大型マートの状況はさらに深刻だ。イーマートは事件が発生したこの16日から20日までの売上が、前年対比で2.5パーセント下落した。特に大型マートの主力商品である食品の販売も、この期間に3.8パーセント減少した。イーマートの関係者は、「普段は混雑する店も、週末のあいだずっと閑散としていた」と語った。ロッテマートでも、同じ期間の売上が3.2パーセント減少するなど、大型マートに押し寄せた事故の影響は小さくないことが分かった。

イーマートは、犠牲者が多かった京畿道安山地域の近くの店舗であるトレイダーズ安山店とイーマート始華店、イーマート古桟店の3つの店舗で割引イベントをまったくなくした。

暑くなった天気のおかげで早目に夏ものイベントを企画していたファッションメーカーは、新規ブランドのローンチ行事などを来月以降に延期した。

来る24日に開かれる予定だったカナダの有名なSPA(製造・流通一括服)ブランド「Joe Fresh」の国内ローンチ行事が来月末に延期された。アウトドアメーカーのノースフェイスも、「ノースフェイスホワイトレーベル」の春・夏製品の発売を記念して、26日に大邱の現代百貨店で開催予定だった俳優ユ・ヨンソクとイ・ヨニのファンサイン会を取り消した。

ファッションメーカーのマーケティングイベントも続々と延期されたり取り消された。スポーツブランドのアディダスコリア株式会社は去る20日、釜山で開く予定だった「2014アディダスマイロン・釜山」レースイベントを延期した。ニューバランスコリアもまた20日、ソウルの蚕室総合運動場で計画していた「2014ニューレースソウル」イベントを無期限延期した。

酒類業界でも新製品のビール発売と、ローンチ関連の広報イベント等を中断した。ロッテ七星飲料は21日に発売した新しいビール「クラウド」の発売イベントをクラブなどで開く予定だったがすべて取り消し、従業員や業者を対象に製品説明会だけ開催した。OBビールも18日から計画していた新製品の「ALESTON」の、大型マートでの試飲イベントを取り消した。

旅行・レジャー業界は、セウォル号沈没で直撃弾を受けた。修学旅行を含めて、学生の団体旅行が去る週末を基点に次々とキャンセルされ、学生の団体旅行を専門とする中小旅行会社は事実上開店休業状態だ。業界1位の旅行代理店のハナツアーによると、去る週末だけで団体7組みを含めて1700人余りが国内旅行をキャンセルした。特に5月初めのゴールデンウィークを控え、キャンセルの連絡が急増しているとツアー側は明らかにした。より深刻なのは、学生団体営業を専門とする中・小の旅行社だ。大部分は4~5月の学生団体旅行を手配した手数料収入が一年の売上に匹敵するが、大規模なキャンセル事態が続くうえに、さらに10月の修学旅行までキャンセルの連絡が相次いでいる。

官公庁のワークショップや企業の団体行事まで次々とキャンセルされ、リゾート業界もため息ばかりついている。ハンファグループの系列リゾートは、先週末だけで5000客室、金額では8億ウォンを超える予約分がキャンセルされたことが分かった、テミョンリゾートもまた、5月ひと月間の団体予約分までキャンセルの連絡が殺到しているのが実情だ。

哀悼の雰囲気はゴルフ場予約のキャンセルにもつながっている。官公庁はもちろん大企業でも従業員にゴルフ自制令を下し、特に団体予約取り消しが相次いでいる。
  • 毎日経済_シン・イクス記者/ソ・ジヌ記者/キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-21 17:11:20