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新世界江南店の野菜、瞬く間に売り切れ

江東区で早朝に取ったレタス、4時間後に販売...農夫が直接出荷し、価格も安い 

  • 新世界江南店の野菜、瞬く間に売り切れ
△写真=新世界百貨店江南店の「朝の野菜」流通過程。毎日朝7時、ソウル・江東区のビニールハウスで収穫された野菜はすぐに出荷され、4時間後の午前11時にはデパートで購入できる。

富裕層の顧客が多い新世界デパート江南店では、毎日売り切れるほど飛ぶように売れている製品がある。デパートのオープン時間になると、少しでも早く購入するためにすでに店頭で待つ消費者も少なくない。ブランドバックに劣らない人気を享受した主人公は、まさにこのデパートがローカルフード方式で披露した環境にやさしい野菜だ。

業界によると7日、新世界が先月から江南店でその日の朝に収穫し、当日のみ販売している無農薬野菜「朝野菜」が、毎日売りきれてしまうほど反応が熱い。この製品の最大の特徴は、まさに「健康で安価な食品」として注目されているローカルフードの概念を積極的に導入したという点だ。江南店で売っている朝の野菜は、ソウルの江東区で野菜農業を構える農業法人「江東都市農夫株式会社」との直接取引を通じ、毎朝店に出荷されている。

朝7時、江東区にあるビニールハウスで収穫された野菜は、わずか4時間後の午前1時にはデパートの地下1階食品館野菜コーナーに陳列されている。中間の卸売市場競売と問屋などを経て、売り場まで行くのに最低一日以上かかる一般的な野菜よりもはるかに新鮮だとデパート側は説明する。

この方法には利点が他にもある。まさに低価格だ。現在、江南店で売られている朝の野菜の価格は100グラムで980ウォン。他のデパートのエコ野菜(1800~2200ウォン)に比べると半分の水準であり、さらに大型マートで売っている無農薬野菜の平均価格(1500ウォン)より30%以上安い。

農夫が直接栽培と収穫から出荷までを請け負っているだけに、中間流通段階がないからだ。新世界のイ・スンホン野菜バイヤーは、「陳列されるやいなや買うのが最も新鮮だという考えに、店頭に並べられるやいなや、それを待って購入する客も多い」と説明した。

デパートと直接取引する農民たちにも利益になる。チェ・ジェイル江東都市農夫株式会社代表は、「卸売市場よりも少なくとも30%以上高い値でデパートに売ることができるので、農家の収益性が高まった」と明らかにした。

このような雰囲気に合わせて、新世界百貨店は来る6月からキュウリやズッキーニなどを新たに追加し、野菜の品揃えを15種まで増やす計画だ。

5月には光州店、6月には釜山センタムシティ店にも朝の野菜をリリースするという目標だ。

イ・スンホン バイヤーは、「ローカルフードは農産物価格の水増し分を取り、地域の農家と消費者にとってウィンウィンの新しい流通モデル」と語った。
  • 毎日経済_キム・テソン記者/写真提供=新世界デパート | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-07 17:05:20




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