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総合商社に春の日は来るか?

不良実績払い落とし、強みを育てた大宇インターナショナルとSKネットワークス、営業利益54%と58%↑ 

  • 総合商社に春の日は来るか?
最悪の不振に陥っていた総合商社が春の風に乗り、復活に羽ばたいている。成績の悪い事業を先にはたき落とし、もともと強みを持っていた事業分野で安定した実績を収めているからだ。

去る24日、実績を発表した大宇インターナショナルの第1四半期売上額と営業利益は、それぞれ4兆9280億ウォンと644億ウォンになり、昨年の第1四半期と比べて23%と54%急増した。次週に実績を発表する予定のSKネットワークスの第1四半期の営業利益推定値もまた382億ウォンと、前年同期の242億ウォンに比べ、58%増える展望だ。

LG商事の今年第1四半期の営業利益は333億ウォンの水準と予想される。これは、昨年第1四半期の603億ウォンと比べると大きく下落したが、第2四半期(148億ウォン)・第3四半期(148億ウォン)・第4四半期(93億ウォン)と比べると段違いに高い数値だ。総合商社の実績が改善された理由は、伝統的な「トレーディング分野」の復活のおかげだ。貿易業況が少しずつ良くなって販売量が昨年より拡大し、これが売上額の増加につながった。

それぞれ強みのある事業部の実績がさらに良くなって、営業利益も成長した。大宇インターナショナルの営業利益上昇は、「ミャンマーガス田」が率いた。昨年から商業生産が始まったミャンマーのガス田は、段階的増産により生産量が増え続けている。ガス生産量に比例し一定の収益が出る構造であるため、大宇インターナショナルの収益性は今後数年間、持続して改善される展望だ。

SKネットワークスの強みは「内需」分野だ。移動通信社に携帯電話を供給する携帯電話流通事業が成長し続けており、トミーヒルフィガーなどのファッションブランドを運営する部門もまた、実績が増加する勢いだ。

LG商事はIT部品と装備の貿易、電力保存装置(ESS)、LED照明と石油化学製品の輸出入分野など、母グループであるLGグループが強みを持っている製品分野に集中する戦略で成長を引き出すものと予想される。
  • 毎日経済_キム・ドンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-25 15:43:37




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