時代によって変化する母の日のギフト

70年代はハンカチ・靴下...今年は電子製品/新世界、広告・チラシ分析 

  • オボイの日など、5月の家庭の月を控えて両親のための高級マッサージ機が人気を集めている。28日午前、ソウル黄鶴洞イーマート清渓川店ではモデルらがマッサージチェアやなどのクッション・マッサージ機をデモしている。

チュソク(お盆)やソル(正月)に続いて最も多く贈り物が行き来する「家庭の月」5月は、両親に対する感謝と愛は変わらなくても、その心が込められた母の日の贈り物は、時代に応じて変わっている。苦しかった時代には生活必需品が人気の贈り物に選ばれたが、経済発展を経て多くの人々が豊かな生活を享受するようになると、高価なゴルフセットが新たに脚光を浴びるようだ。

28日、新世界産業史博物館に保管されている流通業界の、歴代「家庭の月」贈り物イベントのチラシを見てみると、1960年代から最近まで、平均10年単位で母の日の人気ギフトが交替するとが分かった。

まず、大多数が貧困だった1960年代と、経済開発が急速に行われた1970年代には、生活必需品が両親に贈る最高の母の日プレゼントに選ばれた。

実際に、当時発行された新世界百貨店の家庭の月イベントのチラシには、ハンカチ・靴下・ネクタイ・カミソリセットが「両親のための愛のギフト」に名前を上げた。食べ物も欠くことのできないアイテムだった。調味料「タシダ」を購入すると、「高級砂糖容器」をくれるイベント内容がチラシに入れられたことも目を引く。

低金利・低油価・ドル安の「3低」で類を見ない急成長を享受した1980年代に入ると、人々の関心はいまや単に食べて生きることを超えて、健康を維持することに移った。これに合わせて、当時の百貨店では蜂蜜と高麗人参のような健康食品が飛ぶように売れ始めた。当時、家庭の月の感謝イベントチラシには、トガニタンとテールスープ、ヤンゴムタンを集めた「補身セット」、人参と蜂蜜を集めた「長寿セット」が登場した。霊芝やローヤルゼリー、鹿の角などの伝統的な健康食品だけでなく、自宅で直接にポヤク(補薬)を煎じて飲める湯沸かし器も注目された。

1980年代を経て富を蓄積し、中産階級に跳躍した消費者が増えてきた1990年代には、ゴルフ用品が初めて母の日のおすすめギフトのリストに含まれた。LPGAで見せた朴セリ選手の活躍のおかげでゴルフが大衆化し、自然にゴルフクラブやゴルフウェアなどが高価格にもかかわらず、人気の贈り物として位置づけられたものだ。

2000年代に入って、特定「ギフト」よりも「現金」を好む傾向が拡大し、5月のプレゼントとして商品券が急浮上している。デパートや大型マート、リゾートや外食店などの様々な場所で使うことができ、現金よりも高級感のおかげで求める人が多くなり、当時はギフト券だけを別に宣伝するイベント用のチラシが新聞に載ったほどだ。

今年の5月のプレゼント・トレンドのキーワードは、まさに「エレクトロニクス」だ。まず、平均寿命の延長で高齢者が増え、彼らが平素から健康を管理できる足のマッサージやマッサージ機などが大型マートに大挙登場した。高価格のせいでふだんなら簡単に接することのないマッサージチェアも、最大50%の割引価格で出てきたのは、不況が日常になったこの頃の世相が反映された結果と思われる。

コンビニは年配者に合わせて出てきた「親孝行フォン(携帯電話)」を発売した。目が悪い中・壮年層のために一般的な製品よりもボタンと音が2倍以上大きく、この層が楽しんで聞くラジオ機能を大幅に強化したのが特徴だ。

新世界産業史博物館のペ・ボンギュン館長は、「母の日ギフトの変遷には、国内の消費動向の変化や経済発展などの社会像がそっくりそのまま込められている」と説明した。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-28 17:04:45