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「3不」沼に陥った韓国官僚

①出す政策ごとに国民不信、②改革コントロールタワーの動作不能、③青瓦台を気遣い不動 

◆官僚3不時代◆
  • 「3不」沼に陥った韓国官僚
韓国経済の「官僚リスク」が急速に大きくなっている。朴槿恵政府が相次いで経済革新3ヶ年計画と規制廃止を叫んでいるが、これを執行する高位職公務員らは、まだ旧態から抜け出せずにいる。民間専門家らの間では、官僚改革は経済・技術革新と規制改革に先行しなければならないという声が高まっている。

毎日経済は41人の経済・行政学者を通じてアンケート調査した結果、韓国の官僚らは、信頼性が低下し(不信)、政策コントロールタワーが機能せず(不能)、疎通して動くこともない(不動)の「3不」のどん底から抜け出せないことが分かった。

最近、政府が出した賃貸住宅活性化方案などの不動産対策は、信頼を失った代表的な事例だ。世論と大統領の機嫌をうかがうことに汲々とし、生煮えの政策を急いで出しては信頼墜落を自ら招いたという指摘だ。

41人の回答者のうちチョ・ウォンヒ国民大教授は、「最近、政府が相次いで打ち出す不動産政策は、流れを正確に汲み取れず、一つか二つの政策を急造して出す生煮えの政策」だと批判した。

官僚らの政策遂行能力もまな板に上がった。かつては政府が発議した政策は90%以上、国会を通過して実際に執行されたが、2010年以降は30%のみが光を見て残りは死蔵されている。

官僚らの青瓦台と政府を説得する能力が落ちたのはもちろん、新しい政策を作成する創造性も落ちたからだ。

官僚らの「伏地不動」とコミュニケーション能力の欠如も深刻なレベルだ。アンケートに応答した学者5人のうち2人が、官僚らの伏地不動と政権の機嫌をうかがうことは深刻なレベルだと答えた。

ムン・ミョンジェ延世大教授は、「高位公務員が政権変化の過程を経験して政治化する傾向が高まり、官僚の政策機能が弱体化した」と指摘した。

官僚リスクが大きくなり、国家競争力は継続して墜落している。スイス所在のIMD国家競争力評価委員会が出した最新の(2013年)のレポートによると、韓国政府の企業関連の規制は39位で、下位にとどまり恥ずかしいほどのレベルだ。公共部門が発注する契約に関する規制は全60カ国のうち51位にとどまった。
  • 毎日経済_企画取材チーム=ノ・ヨンウ次長/シン・ヒョンギュ記者/チョン・ボムジュ記者/チョン・ソグ記者/パク・ユンス記者/キム・テジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-26 17:45:28




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