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浦項で廃資源の再活用、副生複合発電所に行ってみる

廃ガスが電気に...48万世帯の灯が明るく 

  • 浦項で廃資源の再活用、副生複合発電所に行ってみる
△写真=ポスコエネルギーが運営する浦項の副生複合発電所中央統制室のスタッフが設備稼働現況を点検している。17日に第号機が起動され、1時間当たり電気290MWを生産する。

浦項(ポハン)製鉄所団地の片隅に位置する浦項副生複合発電所に行くならば、正門を通過した後も6キロを走らなければならない。道路の右側にそれぞれ直径3.5メートルと1メートルほどのガス管が、巨大なガードレールのように伸びている。高炉で生産されるガスがこの管を通じて発電所に送られ、発電所ではこのガスを利用してタービンを回転させる。

ポスコエネルギー(代表ファン・ウンヨン)が運営する、浦項副生複合発電所第2号機が17日から商業生産に入った。昨年9月に稼働を開始した1号機と合わせて時間当たり電気290万メガワットを生産する。48万世帯、浦項と慶州市全体人口の電力需要をまかなえる量だ。浦項製鉄所の工程過程で発生する余剰ガスだけで、原子力発電所の3分の1に相当する電気を生み出すものだ。

2007年4月、ポスコが世界で初めて商用化に成功したファイネックス工法は、鉄鋼技術の革命的転換だった。従来の溶鉱炉工法は、粉末状の鉄鉱石と有煙炭を固体する焼結・コークス工程を経なければならなかったが、ファイネックス工法はこれを省略し、その結果、原価の15%を削減した。ファイネックス工法は副生ガス発電も一大革新をもたらしてきた。

一般には聞きなれないだけで、副生ガス発電は由緒の古い発電方式だ。製鉄所の高炉では、BFG(Blast Furnace Gas)という副生ガスが発生する。このうち20%程度は一般的な製鉄所の工程に活用されるが、残りは捨てられる余剰ガスだ。排出コストがばかにならないので高炉のある製鉄所では、残ったガスで電気を生産する。これが従来の副生ガス発電所だ。

浦項製鉄所も副生複合発電所の前に、BFGを活用した発電所を2カ所を置いた。廃資源を活用し、二酸化炭素の排出量が少ないエコ電力を生産するということは、副生ガス発電の大きな利点だ。ポスコが開発したファイネックス工程ではFOG(Finex Off Gas)と呼ばれる、また別の形態のガスが排出される。FOGはBFGより熱量が2倍ほど高く、これを活用すれば副生ガス発電所の出力が大幅に高くなる。

浦項副生複合発電所はFOGとBFGを混合して電気を生産する、世界初の発電所だ。総投資額で5950億ウォンが投入された。

ポスコが副生ガスや発電所運営に必要な設備を、発電専門の系列会社であるポスコエネルギーに販売し、ポスコエネルギーは電気を作って電力市場に販売する事業構造だ。この発電所のBFGとFOGの混合比率は平均53対47程度で、ガス生産量に応じて混合比率に差がある。既存の副生ガス発電所の発電効率が38%であるのに対し、ここは46%にのぼる。

イ・サンソク浦項発電部長は、「副生ガス複合発電所は高効率・エコ発電で、年間4600億ウォンの原油輸入代替と25万トンの二酸化炭素削減効果がある」とし、「今年の売上は約1700億ウォンを予想している」と語った。

ポスコエネルギーは最近、インドネシアのチレゴンに東南アジア初の一貫製鉄所副生ガス発電所1・2号機を竣工し、時間当たり電力200メガワットを生産している。
  • 毎日経済_浦項=ノ・ウォンミョン記者/写真提供=ポスコエネルギー | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-17 17:25:44