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新型ジェネシスの安全性、米で最高

現地の衝突テストで29部門満点...鄭夢九会長の「鋼板馬鹿力」通じた 

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鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長の「鋼板馬鹿力」が米国市場で認められた。

米国道路安全保険協会(IIHS)が7日(現地時間)に発表した衝突テストで、超高張力鋼板を大幅に適用した新型ジェネシスが29項目すべての評価で満点を獲得し、最優秀等級の「トップセーフティピックプラス(Top Safety Pick+)」に選ばれたからだ。

米国市場での発売を控えた新型ジェネシスは、価格やデザインだけでなく、安全性能も最も優秀な高級セダンとして、マーケティング戦略を展開できるようになった。

IIHSの調査の結果、新型ジェネシスは、△前面衝突、△側面衝突、△車体構造、△傷害程度、△屋根の剛性などの細部項目ですべて満点を獲得した。

IIHSの衝突テストは、車を時速40マイル(約64㎞)の速度で走らせて、運転席側の前部25%を高さ1.5mの硬い壁に衝突させた後に安全性を評価する、米国自動車の実験の中で最もめんどうで公信力の高いテストだ。

今回の成果は米国市場で新型ジェネシスだけでなく、現代自動車全体のブランドイメージを高める効果も得られるものと期待される。現代自の関係者は、「IIHSの結果から最高等級を獲得することにより、ジェネシスの販売に青信号として作用するだろう」と期待した。昨年11月に国内で発売された新型ジェネシスは、品質と安全性能を高めるために、強度60㎏級以上の超高張力鋼板(AHSS)の適用比率を51.5%まで増やし、車体構造用接着剤の適用部位を123mに拡大した。既存のジェネシスモデル(超高張力鋼板の比率13.8%)と比較して、超高張力鋼板が4倍以上使用されたものだ。

超高張力鋼板は、グループの系列会社である現代製鉄が忠清南道の唐津技術研究所で開発した鋼板で、安全性能に秀でて、重量は従来の鋼板よりも10%軽いという長所を持っている。

現代自は、高級セダンの需要層は価格より安全性をより重要な変数として考慮するという点に着目して超高張力鋼板の比率を高めたが、結果的に新型ジェネシスが初期の好調を起こすところに大きく寄与したという評価だ。現代自動車は今後開発される予定の高級セダンにも、超高張力鋼板の比重を増やし続ける計画だと伝えられた。

新型ジェネシスは今回のIIHSの調査で、事前に危険を回避するためのテストである「衝突回避装置の評価」でも最優秀等級を得た。

新型ジェネシスは現代自の車両のなかで最初に自動緊急ブレーキシステム(AEB)を搭載し、電子制御分野でも技術力を認められたわけだ。AEBシステムは現代自動車が現代オートロンと現代ケピコなど、グループ内の電子部品関連会社を通じて研究開発投資を集中してきた自動制御装置だ。日本のトヨタ自動車はまさにこの自動制御装置の欠陥のために、2009年に米国市場で大規模なリコール事態という災難をこうむった。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-08 17:06:34




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