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GALAXY「3色戦略」でスマートフォンの限界超える

中国・インド・日本でカスタマイズされたコンテンツ・特化製品で勝負 

  • GALAXY「3色戦略」でスマートフォンの限界超える
サムスン電子「GALAXY」がスマートフォン市場で限界突破するために、中国・インド・日本の3カ所で、それぞれ異なる「3色マーケティング」を繰り広げる。現地にピッタリの「ターゲット型製品」でこれを克服する戦略だ。世界最大の携帯電話市場に挙げられる中国・インドと、サムスンが苦戦している日本の3カ国を軸に、全世界にかけてGALAXYの競争力を高めるという「3トップ」戦略的として分析される。また、地域別に特色のある需要を発掘し、カスタマイズされたコンテンツを提供することはもちろん、特定地域を狙って別途製品を開発する事例まで出てきている。

サムスン電子はまず中国で「タブレット・コンテンツマーケティング」カードを取り出した。最近発売されたGALAXY Noteの新製品に中国専用「マルチメディアマガジン」を入れて、「エスクァイア」や「エル」など世界に名をとどろかす20あまりの雑誌を、中国語バージョンで一度に見ることができるようにした。中国語になったタブレット用コンテンツが不足している現地の実情を突き、差別化に乗り出したわけだ。

サムスンの関係者は、「競合製品と比較してGALAXYのコンテンツがはるかに豊富だという評価を聞いている」とし、「今後も中国を狙ったいくつものサービスを出す計画だ」と語った。

インドではスマートフォンのコンテンツ・ハブサービスの「クラブサムスン」で人気を独り占めをしている。ここにアクセスすると映画5000本以上、音楽40万曲以上、モバイルTVチャンネル90以上をすべて楽しむことができる。インドの人口12億の半分が使用するヒンディー語をはじめ、マラヤーラムパンジャブ語やベンガル語・タミル語など9つの言語をサポートする。

サムスン電子の関係者は、「インド人の心を揺さぶることができるコンテンツ特化戦略の総合版」とし、「地域別に言語と文化の異なる現地の事情を十分に反映した」と語る。

ここには最近急速に成長しているインドのスマートフォン市場の売上数値が決定的な作用をしたものと分析される。市場調査会社のMEDIASELLによると、今年のインドのスマートフォン市場は2億2500万台規模で、米国を抜いて世界2位に上がると予測される。業界関係者は、「最近、パンテック買収会社として、インドのスマートフォン会社マイクロマックスが有力な候補に上がったほどで、インド市場での競争は容易ではない」とし、「低価格普及型の製品を打ち出す地元企業をくじくために、サムスンがプレミアムコンテンツを持って出たものと思う」と語った。販売規模で世界1~2位の中国とインドの両方で、サムスンが大々的なコンテンツ差別化戦略を繰り広げることになる。

サムスンのスマートフォンが唯一力を発揮できない日本では、カスタマイズされたスマートフォンでの反転を狙っている。

最近、サムスンが日本でのみ発売した「GALAXY J」にはパールホワイト・コーラルピンク・エメラルドブルーなど、既存のGALAXYスマートフォンに見ることのできなかい鮮やかな色を加えて差別化した。ここには日本人がスマートフォンを選択する基準として「画面サイズ」に続いて2番目に「デザイン」を重要視するという、地元の市場調査機関の分析結果が決定的な役割を果たした。

最近では東京の繁華街である秋葉原と有楽町の2ヶ所に、日本初のGALAXY単独売り場「GALAXYブランドショップ」を開いた。
  • 毎日経済_ホン・ヂャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-06 18:28:51




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