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スマートフォンさえあれば私も作曲家

Music+ITの合成語...「ミュージット」市場急成長/音楽認識・鑑賞からセルフ作曲も一度に 

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著作権料は歌をつくり演奏して歌う人に、正当に支給されるべき汗の代価だ。しかし、著作権料支給のために歌がいつ・どこで・どれだけ使われるのか把握するのは容易でなく、今までこの過程が不透明だった。

国内の中小企業「ザ・ミュージックカンパニー」が、音楽モニタリングエンジン「ビーグル(Beagle)」を開発したのは、このような問題意識からだった。ビーグルは音源がありとあらゆる騒音と入り交じっている時、音楽固有の特性を追跡し、今どのような曲が出ているのかを正確に拾い出す役割を行う。土曜日の午後、人だかりをなす大型マートで広報音楽としてシスターの「ギブ・イット・トゥ・ミー」をかけたということを把握し、これをデータにするというわけだ。テレビドラマで主人公の台詞とともになにげなく挿入された曲の一小節も、鬼神のように拾い出す。著作権関連業社モドゥコムのキム・ソンウク代表は、「情報技術(IT)を利用して音源使用頻度を正確に把握すれば、このデータを土台に正確な著作権額数を算出できる」と語った。

音楽市場(Music)が先端ITと結合してつくった「ミュージット(MusIT)」市場が活性化している。音楽の3大要素である「つくって・探して・聴く」過程すべてにITが深く結合し、シナジー効果を出すというわけだ。

ダウムが最近打ち出した「さっきのその曲(パングムクコッ)」はITを利用し、聴きたい歌を容易に探すことのできる代表的なサービスだ。地上波テレビ(5つのチャンネル)とラジオ(14のチャンネル)電波に流れる音楽を自動で認識してリアルタイムで曲名を知らせてくれ、聴き直すことができる。放送で流れた音楽を探すために、ホームページを訪問しなければならない不便さを減らせる。ビッグデータ技術で音源固有の曲名を探し出すアルゴリズムが入っている。

音楽を聴く領域では、ITと接ぎ木した「音源ストリーミング」サービスが人気を集めている。市場調査業者ガートナーは、グローバルストリーミング市場は年平均44%成長し、2015年には市場規模が22億ドル(約2兆3000億ウォン)に達するものと展望した。

市場が大きくなるやいなやサムスン・アップル・グーグル・アマゾンなど、グローバルIT企業が先を争って市場に飛び込んでいる。アップルは今月、自社買収・合併史上歴代最高額の32億ドル(約3兆3000億ウォン)を出して「ビーツ・エレクトロニクス」を買収するが、この業者がまさにストリーミングサービス会社だ。グーグルは昨年、「Google Play ミュージックオールアクセス」で出師の表を投げた。サムスンもまた3月、米国のギャラクシースマートフォン利用者が無料で音楽を聴ける「ミルクミュージック」サービスを打ち出し、競争に飛び込んだ。

ITを活用して音楽を直接つくる「セルフ作曲」も人気を集めている。国内のベンチャー企業「チューンドラ(Tunedra)」、グローバル企業「レーザー(Razer)」など、様々な業者が多様な形態のアプリケーションをリリースしている。初歩の作曲家に必要な基本ビートと楽器などが提供され、誰でも自分だけの歌をつくることができる。
  • 毎日経済_ホン・ヂャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-13 17:15:25