トップ > 数字経済 > 企業 > LG電子掃除機、鉄壁城「日本」を穿った秘訣は

LG電子掃除機、鉄壁城「日本」を穿った秘訣は

清潔重視の消費者、徹底分析...量販店の集中攻略も効果 

  • LG電子掃除機、鉄壁城「日本」を穿った秘訣は
  • LG電子日本法人の職員がオフィスで最近発売した無線寝具掃除機製品を紹介している。左側からキタハラ代理、イ・サンワン代理、タツノ社員 [写真提供= LG電子]

日本は家電業界では「鉄壁城」と呼ばれる。外国の家電メーカーが食い込むことができない領域だからだ。世界1等のサムスンテレビも日本市場には進出できなかった。ギャラクシースマートフォンも、唯一日本だけ順位圏外だ。

このような日本の家電市場にLG電子が穴をあけた。日本の大型電気店ヨドバシにLG寝具掃除機が並べられた。現地流通とマーケティングを担当するLG電子日本法人の従業員がめっきり忙しくなった。

今年、日本の寝具掃除機市場は50万~60万台と推定される。LG寝具機が成功を収めるやいなや、アトケアやコステロジャパンなどの日本企業も市場を狙っている。LG電子は他の流通企業とも協議を開始した。寝具掃除機を筆頭にテレビ・冷蔵庫・洗濯機など、品目も拡大していく予定だ。

LG寝具掃除機の成功は商品企画や研究所、そして日本法人の合作だ。日本市場に成功的に進出するために、2年前から徹底した市場調査と事前準備を行った。

イム・フンジョンLG電子掃除機商品企画パート課長は、「世界10カ国1000人の消費者を対象に、寝具掃除機に対する反応を調べたところ、意外にも日本で最も高い呼応を得た」とし、「日本の人々が衛生に格別だということは知っていたが、それほどとは思わなかったので、本格的な消費者調査に入った」と語る。

可能性を感じるやいなや、日本の現地で直接家庭を訪問して精密な調査を開始した。

LG日本法人は「品物を買う消費者」よりも「品物を売る量販店」を攻略することに戦略を変えた。

何回もドアをノックして、「日本人はあまりにもきれい好きで、床を掃除する掃除機で布団を掃除することを気まずく感じている」と説得した。「花粉やダニに敏感な日本人にピッタリな商品」を打ち出した。

けっきょく東京アレルギー協会から、ダニ除去性能認証まで受けた。

LG日本法人のイ・サンワン代理は、「消費者の反応が良いので、最初は差し出がましいと感じていた量販店でも、近年は毎週ミーティングを要請している」とし、「徹底した消費者分析が成功の秘訣だった」と語った。LG電子は1981年に東京に日本法人を設立して以来、テレビ・スマートフォン・ロボット掃除機・モニターなどを販売している。
  • 毎日経済_イ・ジンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-09 19:27:41




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア