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数字経済 > 経済 > カナダ、韓国車への関税2年以内に撤廃
◆韓・カナダ、FTA妥結◆
カナダとの自由貿易協定(FTA)交渉を開始して8年8ヶ月ぶりに電撃妥結した。朴槿恵大統領は11日午後、青瓦台でカナダのハーパー総理と両国の頂上会談を開き、FTA交渉を妥結し、その他の諸般分野の実質的な協力強化方案と北東アジア地域の情勢などについて議論した。
同日、産業通商資源部はカナダとのFTAを通じて、韓国産輸入品目の93.2%に対して3年以内に関税をなくし、わが国はカナダ産の輸入品目の86.1%に対して、3年以内に関税を撤廃することで両国が合意したと明らかにした。
カナダでの自動車の輸出関税(6.1%)が発効し、24ヵ月後に全て消え、最大受恵品目として浮上した。6~7%の水準である自動車部品・タイヤ・繊維などの品目の関税は、大部分が3年以内になくなる。
ただし、カナダ産の牛肉は15年以内に、豚肉は5~13年以内に関税が無くなり、韓国の牛肉・豚肉農家の打撃も予想される。
朴大統領は同日、青瓦台でハーパー総理に「韓・カナダFTAで、両国の経済協力が深化する期待が大きい」とし、「もうひとつの貿易と投資を強化する枠組みである環太平洋経済連携協定(TPP)に参与することになれば、両国間の市場接近がより大きくなるため、カナダ政府も積極的に支持してほしい」と呼びかけた。