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炭酸水消費、3年の間に3倍増える


  • 炭酸水消費、3年の間に3倍増える
ヨーロッパ先進国のように、韓国にも炭酸水を楽しむ人が急速に増えている。食品業界が全般的に沈滞を味わっているが、ミネラルウォーター、その中でも炭酸水の上昇の勢いがよどみない。3年ぶりに市場規模が3倍近く増えた。

炭酸水の需要が急増するなり、韓国ヤクルトと南陽乳業など有数食品大企業が、この市場に飛び込む準備を備えた。業界の競争構図がさらに熾烈になる展望だ。

18日、業界によると、国内炭酸水市場は昨年基準で195億ウォンに達した。

全体ミネラルウォーター市場規模(約5800億~6500億ウォン推定)に比べると、未だ微々たる水準だが、成長の勢いが尋常ではない。

2010年には国内の炭酸水市場規模は75億ウォン水準に過ぎなかったが、3年後に2.6倍(成長率160%)も大きくなった。毎年成長の勢いも爆発的だ。2011年には前年に比べ41.4%・2012年には28.3%・昨年には48.8%だった。

今年は昨年より53%以上成長し、300億ウォンに達するとの展望が出る。このような傾向が続くなら、5年以内に市場規模が1000億ウォンを突破するとの分析も提起される。

このように、韓国で炭酸水熱風が生じ始めたのは、何より健康と安全に対する関心が反映されたものと見られる。

業界関係者は、「韓国炭酸水協会が分析したところによると、炭酸水は身体内のミネラル均衡を維持するのに役立ち、便秘・ダイエット・消化不良などに効果がある」とし、「コーラ・サイダーなど炭酸飲料のように、炭酸に含まれた空気が胃に入ってげっぷを誘導し、腹を楽にしながらも炭酸飲料と異なり自然ミネラルウォーター・無カロリーという点で大きな呼応を得ている」と明らかにした。

単純なミネラルウォーター機能を越え、各種料理・洗顔など活用範囲も多様だ。

炭酸の気泡が毛穴の奥深い所にある老廃物を除去するのに役立つと知られ、炭酸水で洗顔をする消費者も増えている。魚を炭酸水に漬けた後、調理すると生臭さ除去に良く、炭酸水で白米を炊くと豊富なミネラルがご飯の味をさらにやわらかくすると知られた。

このためなのか、ヨーロッパの主要先進国はミネラルウォーター市場で炭酸水が占める割合が、一般のミネラルウォーターを大きく圧倒する。ドイツはミネラルウォーター市場内での炭酸水の割合が80%に肉迫し、フランスとイタリアではそれぞれ31.7%・34.7%であると集計された。米国のミネラルウォーター市場でも炭酸水の割合が持続的に大きくなり、8%程度を占めている。

一方、韓国は炭酸水がまさに今浮上し始めただけに、ミネラルウォーター市場内の割合は未だ2.9%に過ぎない。

このように、成長の可能性がとても高いため、有数の食品業者が炭酸水市場進出を推進中だ。韓国ヤクルトと南陽乳業が代表的だ。韓国ヤクルトは訪問販売の象徴である「ヤクルトおばさん」と連携した炭酸水販売システム構築を推進している。

南陽乳業も、ミックスコーヒーに継ぐ新しい成長動力として炭酸水市場進出を積極的に検討している。

現在、国内の炭酸水市場は一和の椒井炭酸水(シェア率36.0%)とロッテ七星のトレビ(13.2%)・ハイト真露のディアマン(13.1%)・輸入産のペリエ(32.2%)など4巴戦構図で形成されている。

炭酸水の完成品でなくともソーダストリームなど、家で炭酸水をつくって飲む製品も人気を集めている。
  • 毎日経済_ナム・ギヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-18 17:29:13




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