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FTA、年内に終える・・・ 中国・ベトナム・ニュージーランド


政府は今年中に、中国・ベトナム・ニュージーランドとの自由貿易協定(FTA)を次々に結ぶことで内部日程を立てたことが分かった。各国とのFTA交渉を年内に終えた後、来年からイスラエルなどの新興市場進出のための通商交渉を開始するという計画だ。

企画財政部と産業通商資源部などによると15日、通商の主務部処である産業資源部は、今年中に中国・ベトナム・ニュージーランドとのFTAを終わらせるという計画を立てた。政府の高位関係者は、「年内に環太平洋経済連携協定(TPP)への参加決定のほかにも、中国・ベトナム・ニュージーランドとのFTA妥結を締めくくる計画」だと語った。FTA妥結時点は中国が一番最初になる可能性が高く、続いてベトナムとニュージーランドの順に進められることが伝えられた。

3カ国とのFTAのうちで中国は10次交渉が終わった段階で、年内の妥結が有力だ。一部では上半期に妥結する可能性も見込んでいる。韓国の1位交易相手国である中国とのFTA交渉は、国内メーカーの進出をけん制しようとする中国側の立場と、農業部門の打撃を憂慮する韓国側の立場が真っ向から対立した状況だ。ベトナムとのFTAは、既に締結された韓国・アセアンFTAの低い貿易自由化の程度を補完する意味合いが強い。アセアン諸国は日本とFTAを締結しており、韓国が輸出する際にさまざまな不利益を受けてきた。

ニュージーランドとのFTA交渉は先月29日から今月2日まで、インドネシアで行われた。双方は原産地と総則など、一部の分野である程度の意見の歩み寄りを見たが、商品譲許交渉では、農水産物を最大限に保護しようとするわれわれの側と、全面開放を要求するニュージーランド側の立場の差が大きかったと伝えられた。両国は6月初め、ニュージーランドで7次交渉を行う。

政府が3カ国とのFTA交渉を年内に終えようとする理由は、通商人材が十分ではないからだ。イスラエルなどの新興国が韓国とのFTAを強く希望しているが、TPPや域内包括的経済連携協定(RCEP)など、多国間交渉とともにFTA交渉が進行中であり、余力がない状態だ。
  • 毎日経済_シン・ヒョンギュ記者/キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-15 17:26:03




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