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「イニスフリー」3年間で店舗137%増加

ブランドショップ店舗数初公開 

  • 「イニスフリー」3年間で店舗137%増加
安い価格を武器に打ち出した国内の化粧品ブランドショップの成長の勢いが恐ろしい。特にこの分野で4位のイニスフリーは、この3年間で店舗数を2倍以上に爆発的に増やし、他の1~3位の先頭走者に素早く追いつき、注目されている。

ザ・フェイスショップとエチュードハウス、イニスフリーなど国内化粧品の先頭走者である「LG生活健康」と「アモーレパシフィック」の、化粧品ブランドショップの店舗の推移が4日、公開された。訪問販売や化粧品専門店に依存していた国内化粧品市場が、ブランドショップを中心に大幅に再編され、主要ブランドショップの店舗数がわかったのは今回が初めてだ。

最近、ミーシャから業界1位の座(売上額基準)を奪還したザ・フェイスショップは2010年の858店から昨年は1071店に、3年間で25%増えた。

しかし、同じ期間にエチュードハウスとイニスフリーはともに2倍以上に増加した。エチュードハウスは281店から600店に114%増加し、イニスフリーの場合も324店から767店に、なんと137%も増加した。

特に2010年、後発走者としてアモーレパシフィックから分離されたイニスフリーは、最も速い成長を見せている。たんに店舗数のみならず、売上と利益の面でも成長の勢いは他のブランドのショップを圧倒するほど速く、注目される。

イニスフリーは2010年、829億ウォンの売上で「1000億クラブ」に入れなかったが、翌年は1405億ウォンに跳ね上がり、昨年は3328億ウォンを記録した。売上高の増加率は毎年45~70%を記録し、営業利益もまた一年で最高188%まで増えもした。

化粧品ブランドショップ市場の規模は、2010年に初めて1兆ウォン時代を開いたのに続き、3年めの2012年末には2兆5000億ウォンに成長した。業界間の競争で、昨年は成長の勢いが小幅に鈍化することもあったが、業界4位のイニスフリーの成長の傾きが最も急なのは、それだけ向後ますます熾烈な競争を予告する。

業界ではこのようなイニスフリーの疾走に、△ブランドストーリー強化、△主要購買層の拡大、△グローバル市場での存在拡大、などの要因が複合作用していると分析する。

イニスフリーは済州の清浄原料を使用するという事実をブランド・プロモーションに一貫して適用し、認知度を積み重ねてきた。

特に低価格化粧品が主に20代を中心に人気を集めるという既存の通念から抜け出し、30代の顧客を大幅に確保した点も成長要因として挙げられる。昨年、イニスフリーの30代顧客数は前年より37%増えた。イニスフリーの関係者は、「発酵豆弾力セラムなど機能性新製品を多数発売し、30代以上の顧客の需要を充足させることに注力した」と明らかにした。

何よりもブランドショップの後発走者として、グローバル市場に果敢に飛び込んだ点も見逃せない。イニスフリーは2012年4月、海外店舗第1号店を上海にオープンして以来、昨年11月にはシンガポールにも進出した。シンガポール・オーチャードロードに位置したイニスフリーの売り場は、改装3日めで1億4000万ウォンの売上を上げるほど、すでに成功を予告した。
  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-04 17:13:16




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