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韓国タバコ売上 続く減少傾向

1月にだけ減るはずのタバコの売上、2月も下落 

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新年になると火がつくが、しばらくすると無かったことになってしまうのが愛煙家の禁煙決意だ。しかし、今年はいつもとは少し違う雰囲気だ。いつも年初に底を打ったが、まもなく回復するタバコ販売量が、2カ月連続で減少傾向だからだ。

3日、「Eマート」によると、去る1月に昨年同月より5.8%減少したタバコの売上は、2月にはなんと21.1%も急減したことが分かった。1月より2月の下落幅がなんと4倍水準だ。

このような傾向は、前月と売上を比較した結果でもはっきりと表れている。昨年12月対比で6.8%落ちた1月のタバコの売上は、2月になると1月よりも14.8%も下落した。

コンビニの「CU」でも去る1月、店舗あたりのタバコの売上は、昨年12月対比で3.9%減少したことに続き、2月もまた1月より0.5%減った。キム・ドンヒョンCU生活用品チームMD(商品企画)は、「ふつう1年のうちでタバコ販売量が最低になるのは1月なのに、今年は2月に変わった」と説明した。

一般的に、多くの愛煙家たちが新年の抱負として禁煙を挙げるだけに、1月ひと月間のタバコ販売量は直前の12月より減少する。とは言え、時間が経過するとタバコの誘惑を振り切れなかった「三日坊主族」が続出し、2月にはもとどおりに回復する現象が毎年繰り返されてきた。実際に、昨年1月にEマートでのタバコ販売量は、前月よりも9.6%下落したが、2月には再び1月対比で3.5%の伸びに転じた。このため、今年のようにタバコの販売がむしろ時間が経つにつれ、より一層低迷する状況は極めて異例だ。

「禁煙三日坊主」公式が破れたのは、今年に入ってさらに強化された喫煙関連法のためだ。国民健康増進法の改正で、昨年7月から150平方メートル以上のレストランや居酒屋などの公共施設での喫煙が全面禁止されたのが、今年からは100平方メートル以上のレストランやパン屋などに拡大適用され、事実上タバコを楽しめる場所が絶対的に不足したからだ。

キム・ジンゴンEマートタバコ担当バイヤーは、「禁煙スペースが拡大され、年初に決心した禁煙を、最近まで実践する消費者が多くなる趨勢」だとし、「おかげで禁断症状を我慢する時に求めるつまみ食いの売上は大幅に上がった」と語った。

実際に、去る1月~2月のEマートで、キャンディ類は昨年より22.5%、ゼリーや羊羹類は15%多く売れた。特にシュガーレスキャンディと紅参キャンディのような、大人が主に求めるキャンディ類は売上が2倍以上に増えた。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-03 17:10:53




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