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不良資格証...民間資格証6700種、4年間で6倍↑

質低下、就職に無用の長物 

◆資格証乱発社会◆

  • 不良資格証...民間資格証6700種、4年間で6倍↑
2011年、チャン・ヨンランさん(51・仮名)は夫の定年退職後の生活に備え、「療養保護士資格証」を取得した。主婦だけで一生生きてきたチャンさんは、金を稼ぐには資格証でも必要と考えたからだ。

チャンさんは40万ウォンを支払って関連学校に通いながら試験を準備し、30日めに資格証を取得したが、いまだにまともに活用したことがないと言う。チャンさんと似たような境遇の主婦たちがだれもかれも資格を持っているので、競争力がなかったのだ。

チャンさんは「療養保護士資格証は、2009年に初めて出た時は60万ウォン出して教育を数回受ければ資格証をくれた」とし、「わらをもつかむ心情で取得はしたが、名前は資格証だけど、ただ金を払って買ったも同然」と力なく訴えた。景気不況につけこんで検証されていない「不良」資格証が雨後の筍のように生まれている。

就職難に憂いている青年だけでなく、雇用不安を抱えるサラリーマン、老後の準備が不十分だったベビーブーム世代まで資格証取得に乗り出したが、時間と金だけが消えていくなど、狼狽を見せている。

3日、韓国職業能力開発院などによると、2013年だけで新たに生まれた民間資格証は2749種に達し、総6773種にふくれあがった。2009年は1016種に過ぎなかったことを勘案すれば、4年間で6倍近く増加したわけだ。それこそ「資格証共和国」と言うべきだ。

状況がこうであるだけに、中身のない資格証だけを専門的に作り出す業者まで登場した。資格証が乱立し、虚偽広告・不良教材・中途解約還付金の支払い拒否などに起因する被害者も続出している実情だ。しかし、肝腎の企業は資格が採用に大きな影響を与えないという立場だ。

ハン・ジョンヒ韓国消費者院研究委員は、「資格証が個人の能力を示す重要な表現ツールとして認識されているが、資格の乱発によって誰にも認定されない事例が急増した」と指摘した。

イム・ギョンシク産業人力公団ソウル資格試験センター長は、「民間資格証の虚偽・誇大広告で被害を被る人がないように、民間資格証の品質認証のガイドラインが必要だ」と強調した。
  • 毎日経済_ユン・ヂノ記者/チェ・ヒソク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-03 17:38:18




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