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攻撃営業に乗り出した日本・中国系銀行

みずほ銀行、資本金3500億増額...外銀支店中で1位に 

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日系銀行であるみずほ銀行ソウル支店が、自己資本を3500億ウォン増やす。韓国での営業を拡大するためだ。日本と中国の銀行が国内で躍進しつつ現れた現象だ。2日、金融界によると、みずほ銀行のソウル支店は自己資金の規模拡充と財務構造の充実を図るため、甲基金を3500億ウォン増額し、8012億ウォンに増やすと最近、公示した。

甲基金(Capital A)とは、外国銀行の支店が国外にある本店から取り寄せる資金で、納入資本金の性格を帯びている。イ・スンオクみずほ銀行ソウル支店コンプライアンス・オフィサーは、「営業拡大が甲基金拡大の第一の理由」とし、「過少資本税制で税金が増えたことも理由」と説明した。

外銀支店は本店から借り入れするとき、自己資本の6倍以上は税金を払わなければならない。結局、営業が拡大して本店からの借入が増えつつ、自己資本の拡大が不可避になったと見ることができる。甲基金が増加した場合、与信限度も増えることになる。

みずほ銀行ソウル支店の2013年末時点での貸付金規模は7兆9142億ウォンに達する。1年の間に貸付金が1兆9604億ウォン、総受信が3615億ウォン増えたわけだ。今回、甲基金を増額し、HSBC銀行(6170億ウォン)を抜き、外銀支店中の資本金は最も大規模の銀行となる。

他の日系銀行である三井住友銀行と東京三菱UFJ銀行ソウル支店も、昨年の第3四半期時点で前年対比貸出金が5236億ウォンと1299億ウォンに増え、それぞれ4兆3190億ウォンと4兆6201億ウォンを記録中だ。

日系銀行だけでなく、中国系の銀行も昨年大きく成長した。中国系の中では中国銀行の成長が最も目立つ。昨年の第3四半期基準で前年対比の貸出金が2兆ウォン、総受信が1兆4410億ウォンほど増えた。

中国系銀行は昨年、国内で人民元預金を大挙誘致した。韓国銀行によると、昨年9月末の人民元預金残高は8億8000万ドルだったが、今年1月末には75億6000万ドルまで増えた。約7兆ウォンが中国系銀行に流れて行ったわけだ。

一方、日本と中国の銀行を除く西欧圏の銀行は、昨年に続いて事業縮小が続いている。米国系のJPモルガンとバンク・オブ・アメリカは、貸付金がそれぞれ前年対比5515億ウォンと3086億ウォン減少した。英国系のHSBC銀行は貸付金が1兆3924億ウォンに縮小した。

ある外国銀行のソウル支店長は、「英米圏の銀行は本国から様々な金融規制が適用され、国内で事業規模を減らしている」と説明した。
  • 毎日経済_イ・ドクジュ記者/ソン・ミンチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-03-02 17:06:02




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