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数字経済 > 統計 > 大宇建設、2022年のワールドカップ開催を控えたカタールで9億ドル受注
大宇建設がカタールで9億1900万ドル(約9422億円)規模の高速道路の工事を受注した。
大宇建設はカタールのニューオービタル高速道路の4工区の工事を受注したと16日、明らかにした。
カタール公共事業庁が発注したニューオービタル高速道路工事は、アル・ホールとラスラファン産業都市、メサイド地域を結ぶ総延長約200キロの新規高速道路を建設する事業だ。
全4つの工区のうち、大宇建設が受注した第4工区は5つのインターチェンジと、21の多徑間橋梁を含む約42キロの対向14車線道路を建設し、インテリジェンス交通システム、下水再処理システムなどを構築する工事だ。大宇建設が設計と施工を単独で引き受け、約35ヶ月の間の工事を行うことになる。
大宇建設の関係者は、「国内の単一企業が施工した最長の道路であるパキスタンのイスラマバード~ラホール高速道路(総延長357キロ)をはじめ、海外で80あまりの道路工事を行った施工能力を認められ、工事を受注した」と説明した。
2022年のワールドカップ開催を控えたカタール政府は、1400億ドル規模の新規インフラ事業を推進しており、国内企業の追加受注が期待される。
大宇建設は2005年にカタールに進出した後、土木・プラントなど4件、約23億ドルの受注実績を土台に、追加受注に拍車をかける計画だ。大宇建設は今年、現在までに約26億8100万ドルの海外受注実績を記録しており、中東・アフリカ地域の大型プロジェクトの受注が仕上げの段階にあると伝えられた。
特に今年、国内建設会社の海外受注のうち90%以上がプラント工事に集中し、大宇建設は土木部門ではシンガポール地下鉄工事など、総12億6900万ドルの工事を確保して事業の多角化に成功している。
大宇建設の関係者は、「年初計画よりも速い速度で受注が進んでいる」とし、「海外受注が下期に集中する傾向を考えると、目標受注の72億ドル達成は無難だろうと予想される」と語った。