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補助金狙った「スマホ再販」盛況

最新型を番号ポータビリティで安く購入...3~5倍受けとり中古として/義務使用期間3ヶ月悪用が急増 

  • 補助金狙った「スマホ再販」盛況
インターネットで中古携帯電話を副業のように取引するA氏は最近、数百万ウォンに達するかなりの収入を上げた。移動通信3社がカニバリゼーション式の補助金競争を繰り広げている隙を狙い、中古のスマートフォンを集中的に売り出したからだ。例えばこのような具合だ。出庫価格が106万7000ウォンに達する高価スマートフォン「ギャラクシーノート3」を、オンラインストアで15万ウォンの爆弾セールをするときを待ち、親戚名義で複数台を一度に契約する。以後、義務使用期間の3ヶ月(一部のスマートフォンでは4ヶ月)をきっちり満たして中古市場にそのまま売り出す。概観上、スマートフォンに大きな異常がなければ、一台当たり最低60万ウォンは堅い。義務使用期間に強制的に使わなければならない料金プラン(ひと月7万7000ウォン程度)を差し引いても、一台あたり22万ウォンずつの収入が転がり込む。スマートフォン10台を一挙に売れば220万ウォンを得ることができる。

移動通信社がスマホ加入者誘致のためにばらまく、一台当たり100万ウォンに迫る違法補助金を狙い、最初から中古市場に売り出す目的でスマホを契約する「フォンパリ(電話売り)」が再び盛況を見せている。不特定多数のすべてに恩恵となるべき補助金が、何人かの「フォンパリ」の生計維持の手段に変質しているわけで、対策が急がれるという指摘がある。去る11日に発生した2・11補助金大乱の余波で、5月ごろフォンパリの取引事例が堰を切ったようにあふれ出すだろうという懸念が高まっている。番号ポータビリティ市場の主導権を握るという移動通信社のマーケティング戦争が、自尊心の戦いにまで広がり、11日には90万~100万ウォンに達する高価スマートフォンの分割元金(価格)が10万ウォン以下に落ちた。ある中古携帯電話の販売者は、「最近、補助金の法的制限(27万ウォン)を大きく上回る巨額の補助金が何度かゆるみ、機会をうかがっていた中古携帯電話の専門販売者が横行するようになった」と語った。中古携帯電話取引サイトを運営するユ・ジェファンさん(38)は、「一般人も最新スマホを契約し、中古市場に売り出すことが増えている」と語った。

24日、中古携帯電話取引サイトの「セティズン」によると、去る2・11大乱時に分割元金15万ウォンで購入可能だったサムスンのギャラクシーノート3の新品中古品は、平均65万5000ウォンで取引されている。タダとほとんど変わらなかったギャラクシーS4 LTE-Aは41万5000ウォン、LGのG2は37万6000ウォンほどだ。

ここで出た差益はそのまま「フォンパリ」に戻る。一部のみが違法補助金の効果を独占するということを如実に示している。移動通信社が投入した補助金が、移動通信社の生態系を台無しにしているわけだ。会社員のキム・ヒョンジョさん(32)は、「善良な目的で中古機械を買う人まで損をしている」と語る。より大きな問題は、再発防止を防ぐための方策が無いということだ。ある移動通信社の関係者は、「一般人がスマホを安く買える補助金の恩恵を、一部の目先の利くフォンパリたちが独り占めしているわけだ」とし、「しかし、親戚の名義まで借りて一度に複数台を契約することを現実的に防ぐ方法もなく、困っている」と語った。
  • 毎日経済_ホン・ジャンウォン記者/キム・ミョンファン記者/チュ・ドンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-24 17:36:31




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