トップ > 数字経済 > 統計 > Made in Korea 半導体、華麗な復活

Made in Korea 半導体、華麗な復活

サムスン・SKハイニックス、超大型工場続々と増設/携帯電話のメモリ需要急増...今年の輸出600億ドル 

◆半導体復活◆

  • Made in Korea 半導体、華麗な復活
今月初め、SKハイニックス利川(イチョン)工場は、新しい半導体生産設備が稼働し始めた。既存のM10工場A設備、B設備、C設備に続き、F設備を追加で稼動させたわけだ。F設備は高効率の300ミリ・ウエハーを生産する。自動化率は90%を超える。SKハイニックスは来る7月、利川にM14工場を建て始める。2015年末完工の予定だ。

サムスン電子は京畿道華城(ファソン)の半導体17ラインの工事がスピードを加え始めた。2012年7月に着工し、半導体市況に応じて工事の中断と再開を繰り返したが、今は来年上半期の最初の生産を目標に、人材と財源を集中している。完工が間近に迫ったサムスン電子の中国の西安半導体工場も今年の上半期に稼動に入る。70億ドルの投資が進行中の、大型プロジェクトの結実が迫った。

半導体が復活の信号弾を打ち上げている。スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル機器の生産が増え、メモリー半導体需要が爆発的に増加するやいなや、サムスン電子とSKハイニックスなど主要メーカーが生産設備の拡充に乗り出している。サムスン電子はスマートフォンの成長が停滞した隙間を半導体が後押しして、SKハイニックスはSKグループの新しいキャッシュカウとして位置づけられるものと期待される。今年の半導体輸出はモバイル部門の成長に力を得て、600億ドルを超えるとみられる。

市場調査機関アイサプライによると、世界の半導体市場シェアは昨年、サムスン電子は10.5%に、SKハイニックスは4.2%に増えた。Dラムメモリーの市場シェアは昨年9月末の時点でサムスン電子が36.9%で世界1位、SKハイニックスが27.8%で2位となった。他の半導体メモリであるNAND型フラッシュメモリは、サムスン電子が37.3%で1位、SKハイニックスは13.8%で4位となった。

モバイル部門が急膨張し、半導体市場の性格も大きく変わると専門家らは分析する。過去にはPCが半導体需要の大半を占めていたので、ウィンドウズなどのオペレーティングシステム(OS)の交換需要が発生する5~6年を周期に好況を享受したが、モバイルの時代となって半導体好況の周期は2年以内に短くなった。ソ・ウォンソク韓国投資証券の半導体担当アナリストは、「Dラムメモリーは過去の生産量の増大競争から脱しつつ収益性が高まり、NAND型フラッシュメモリも需要に比べて供給が少なく有利な面が多い」と明らかにした。
  • 毎日経済_イ・ジンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-23 18:56:29




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア