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4月、電気自動車大激突「ビリビリ」

キア・BMW新発売...日産も加え 

  • 4月、電気自動車大激突「ビリビリ」
来る4月、キア自動車のソウルEVとBMWのi3が発売され、電気自動車市場での熾烈な対決を繰り広げることになった。

日産も主力電気自動車リーフの、韓国市場への早期投入する案を検討していることが伝えられた。

16日、韓国日産によると、EV(電気自動車)のグローバル販売を統括している日産本社のビリー・ヘイズ副社長が先週、韓国を訪問し、電気自動車のインフラストラクチャ市場を点検して帰国した。

ソウルEVとBMWi3が4月の発売を予告した中で、日産リーフが本格的に加勢すれば、電気自動車の市場規模がはるかに速くより大きくなるものと思える。現在、日産リーフは35カ国で販売されており、発売されて3年2ヶ月めで累積販売10万台を突破するなど、シボレー・ボルトやテスラとともに、電気自動車の世界市場をリードしているモデルだ。韓国日産は、「電気自動車の発売時期を慎重に検討中であり、これに関連し、近いうちに発表がある予定」と明らかにした。日産リーフは来月、済州島で開かれる第1回国際電気自動車博覧会(15~21日)を通じて国内の消費者に本格的に公開されると思われる。

先に「電気自動車4月に発売」を予告したキア自動車とBMWは、最初のモデルの価格選定をめぐって激しい探りあいを繰り広げている。

キア自動車のソウルEVは当初4000万ウォン台の価格だと期待されたが、BMWi3の早期発売で正面競争が不可避になり、出荷価格を3000万ウォン台後半に下げる案も検討中であることが伝えられた。BMWi3は現在、欧州で3万4950ユーロ(約5100万円)で売られているが、国内の輸入価格がどのようにより低くなるか注目される。ルノーの場合、昨年末に韓国に発売したスポーツ用多目的車(SUV)QM3の価格をヨーロッパの販売価格よりも低く設定し、大きな人気を集めた事例もある。

電気自動車の核心指標の一つである1回充電での最大走行距離は、ソウルEVが148㎞で、競争車種であるi3(最大160㎞)よりもやや短い。

しかしキア自動車は、「走行安定性と広い室内空間、エンジン騒音削減やデザインなど、総合的な面で外国産電気自動車に押されるとは考えていない」と自信をのぞかせている。

BMWも欧州市場で検証されたi3が、韓国でも十分に通じると見込んでいる。キム・ヒョジュンBMWコリア社長は最近、「今年、国内の電気自動車市場は1000台規模と予想され、市場先行獲得競争がますます激しくなるだろう」と予想した。i3の国内発売を当初5月を予定していたBMWコリアが、発売時期を4月に前倒ししたのは、同月に出荷される予定のソウルEVを意識した措置とみられる。BMWコリアは今年、i3販売目標を250台に設定し、9月にはプラグイン・ハイブリッドモデルであるi8も発売する予定だ。現在、国内市場ではキア自動車レイ、GMのスパークEV、ルノーサムスンのSM3ZEなどの電気自動車モデルが販売されているが、大部分が官公庁で限定的に使用されている。したがって、電気自動車のインフラストラクチャの普及と相まって、量産型電気自動車があふれ出てくる今年が事実上の「電気自動車普及元年」と考える専門家が多い。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-16 17:40:48




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