サムスン電子、高性能サウンド 善意の競争

高級スピーカー開発「特命」...ユン・ブグンVD事業部、シン・ジョンギュン無線事業部の技術対決 

「サウンド戦争」がサムスンの内部に移った。サムスン電子テレビがLGやソニーなどと音響競争を繰り広げ、GALAXYスマートフォンはiPhoneと音質対決を繰り広げたが、今やサムスン電子内のVD(ビデオディスプレイ)事業部と無線部間の競争に広がった。

サムスン電子によると21日、サムスン電子の無線事業部は最近、シンガポールで原音に最も近い音を実現した高級オーディオ機器「レベル」を披露し、今月に国内発売した。これまでスピーカーとホームシアターなどはVD事業部の領域だった。VD事業部は今年に入り、無線マルチルームスピーカーとサウンドバーを披露した。ここに無線事業部が挑戦状を出したわけだ。

VD事業部はTVを開発しているところで、尹富根(ユン・ブグン)代表取締役社長が率いるCE(コンシューマエレクトロニクス)部門の所属だ。一方、無線事業部は申宗均(シン・ヂョンギュン)代表取締役社長のIM(IT・モバイル)部門に属している。このため、VD事業部と無線部のサウンド戦争は、サムスンの家電をリードしている二大軸であるCEとIMの自尊心対決とも映る。サムスン電子の関係者は、「自尊心対決ではなく、それぞれの領域で消費者のニーズを反映し、必要な製品を作ること」としながら、「音質という一つの目標を置いて、善意の競争になりうるだろう」と語った。

VD事業部のサウンドバーとマルチルームスピーカーは、テレビ音響を倍加することに焦点が当てられている。サウンドバーは、長い棒状の製品に真空管アンプが搭載され、深く豊かなサウンドを誇る。マルチルームスピーカーはワイヤレスで、家の中のどこでも高音質を楽しめるように考案された。VD事業部関係者は、「ホームシアターは進化した形のサウンドシステムと見れば良い」とし、「自宅で高音質の音楽やテレビや映画を見るとき、最高の没入感を得るための音響を実現するために努力している」と語った。

無線事業部が発表した「レベル」は、モバイル機器に重きを置いている。GALAXYスマートフォンやタブレットPCを利用して音楽を鑑賞する際に、最適な音質を出すように設計された。

ヘッドホンタイプの「レベルオーバー(Over)」「レベルオン(On)」と、イヤホンタイプの「レベルイン(In)」、スピーカータイプの「レベルボックス(Box)」の計4種で発売された。

50ミリのダイナミックドライバーを搭載し、繊維材料の振動板を使用して、振動板とフレームの間のブレを最小限にする構造設計で、原音の歪みのない鮮やかなサウンドを提供する。

サウンドはグローバル競争の激しい領域だ。全世界の名品スピーカーメーカーが、モバイル機器の音楽を最高の音質で実現するために熾烈な競争を繰り広げている。数百万ウォンを呼値するスピーカーとヘッドフォンが続々と発売されている。

テレビの領域でも音響競争が加熱している。UHD(超高画質)テレビが登場し、画質は没入感を得ることに十分だが、テレビが薄くなり、音響は以前ほどではないという評価が出ているからだ。最近のソニーはテレビの厚さを放棄し、強力な音質のスピーカーを内蔵したテレビを出して消費者から注目されている。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-21 17:26:22