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現代自ブランドコミュニケーションチーム、ニューヨーク・タイムズスクエアの広告大当たり

視聴者を主人公にした「逆転の発想」通じた 

想像してみよう。大企業の副会長室に部長とチームメンバーが入り、パワーポイントで報告をしなければならない。ふだんは入ることもできない空間なので、当然雰囲気はこちこちに固まるしかない。

ところがその厳粛な雰囲気を破って、とつぜん報告者3人がコンピュータのウェブカメラを当てて、にっこり笑って写真を撮り始める。会議室のホワイトスクリーンには、3人の顔が自由の女神像と合成され、夜中に花火を楽しんでいる。

慣れていない報告に、副会長は当惑してしばらく話の糸口を失う。しかし、この企画が一度やってみる価値があると確信を持つようになる。最近、大きな注目を集めている現代自動車の、ニューヨーク・マンハッタン、タイムズスクエア屋外広告のサクセスストーリーはこのように始まった。

現代自動車ブランドコミュニケーションチームを率いているチョ・ウォンサン部長は、「いまだにその日の副会長の当惑した表情を忘れられない。言葉までつまっていらっしゃって」とし、「創造的なアイデアを追求して、他の者なら怖がる発想も危険を甘受し、果敢に推進する姿勢が良い成果を生み出したようだ」と所感を明かした。

全世界の広告人なら挑戦の意志を燃やす、巨大企業の広告戦場のタイムズスクエア。そこで高い人気を得ている現代自動車の屋外広告「現代ライブイメージ・ショー」は、現場の参加者が直接参加するインタラクティブ広告だ。

電光掲示板の前の階段に立っている人々が、電光掲示板の上段にあるカメラを見て写真を撮れば、下段に面白い合成写真が出てくる方式だ。チョン・ウォン次長は、「昨年12月には人々が広告に参加するために、あまりに多く殺到したのでバリケードを張って列を作り、ニューヨーク警察が安全統制する奇妙なことが発生した」とし、「タイムズスクエアでこれだけ注目を集め、現代自動車はもちろん、大韓民国の国家ブランド向上に寄与したという誇りでとても胸がいっぱいだった」と語った。

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結果は良かったが、過程は険しかった。与えられた条件があまりにも悪かった。広告電光掲示板の位置は、その高いタイムズスクエアの電光掲示板のなかで注目度が低い、最も下にあった。さらに、電光掲示板が上下二つに分かれていて困り果てた。下段の電光掲示板は階段に隠れて見えもしなかった。しかし危機はそのまま機会だった。6ヶ月の長考の末に、下に位置してよく見えない不利を、人々とのコミュニケーションが容易な有利さとして解釈した。ただ見せる広告ではなく、人々とコミュニケーションする広告を企画した。電光掲示板が分かれている欠点も、上段に写真を撮って下段で合成する方法で克服した。これが大当りをとった。ソン・ジャンフン氏は、「時差のために夜12時過ぎまで会社に残り、6ヶ月のあいだタイムズスクエアの実況映像をうかがって、チームメンバーみんなが憔悴しながら仕事した」とし、「そうして浮かび上がったインタラクティブな戦略を、他のだれもやらなかった新しい方法で試して、良い成果が出てうれしい」と愉快に笑った。

広告の効果を確実に収めたおかげで、もともと2014年までの契約だった屋外広告を昨年延長し、2020年までになった。

チョ部長は、「広告再契約がされた時は嬉しさ半分、心配半分だった。これをどのように10年またやるのかなあという心配ですよ」と、ハハハと笑った。

しかし、広告が大当たりをとったときの喜びは、逃すことができない。また他のアイテムを探している彼らは、昼食の時間になってインタビューが終わった後も、しばらくのあいだ会議室から出てくることは無かった。
  • 毎日経済_キム・ジェグァン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-28 17:05:40