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eスポーツの観覧客1000万人時代

インターネット・スマートフォン中継の発達で進化...試合の視聴者数、1年間で7倍↑ 

昨年8月にソウル蚕室(チャムシル)補助競技場で開催された「2013LOL(リーグ・オブ・レジェンド)サマー決勝」。試合3週間前に有料チケットが2時間で売り切れ、当日の競技場には観客1万2000人が集まった。同時に、この日現場に姿を現わさなかった20万人が、ネイバーに接続してリアルタイム中継放送で試合を観覧した。同じチャネルを介して中継されるプロ野球試合の最大接続者19万人よりも多かった。

eスポーツ(electronic sports)が観覧客1000万人時代を開き、世界最大のスポーツの一つとして位置づけられている。eスポーツは「電子運動競技」という意味で、オンラインで行われるコンピュータゲーム大会やリーグを指す。既存のeスポーツ競技場を直接訪問したり、ケーブルTV経由で観覧した方式は、インターネットやスマートフォン中継の発達で進化しつつ来場者が急激に増加している。

9日、業界推計によると、昨年国内でeスポーツを一度でも観覧した人は1000万人に達し、一年でライブ試合の映像を見た人(重複を含む)は合計7200万人に迫った。ライブ映像の視聴者は2012年(1000万人)に比べて7倍に増加した数値だ。昨年の競技場年間訪問者は平均4万~6万人にのぼる。しかし、インターネットを介して視聴した人数を含めると話は違ってくる。常時開催される無料のゲームは試合当たり20万~30万人が、決勝戦は50万人がインターネットを介してライブで視聴したことが分かった。

  • eスポーツの観覧客1000万人時代
eスポーツ市場がせっかく活気を帯び、事業者間の競争も活発化している。現在、国内のeスポーツ市場はグレテクコムTV、オンゲームネット、スポテレビゲームズを中心に再編されている。「コムTVカンナムスタジオ」のeスポーツ専用映画館を運営するグレテクは、今月末にeスポーツ競技をスマートフォンやタブレットPCですぐに見ることができる「コムEXP」アプリを出す予定だ。オンゲームネットは現在、ネイバー、ダウム、アフリカTVティビンなどにコンテンツを販売しており、最近パンドラTVと連携してすそ野を拡げている。オンゲームネットのイム・テジュ局長は、「ネイバーでプロ野球のほかにお金を払って購入するスポーツコンテンツは、eスポーツだけ」としながら「市場が想像以上に大きくなっている」と述べた。

ネクソンは先月、eスポーツ専用競技場「ネクソンアリーナ」を開館した。ソウル市が推進する1000人規模のeスポーツ競技場は、今年中に上岩(サンアム)洞に建設される予定である。

これに加え、「eスポーツ韓流」に対する期待感も高まっている。最近、国内のプロゲーマーイ・ジェドン氏がアメリカの雑誌フォーブスが選定した「今年の注目すべき30歳以下のスター」に選ばれ、昨年末にキム・ドンファン選手は、スタークラフト2選手で初めて米国政府からP1-Aビザを獲得した。

eスポーツ業界関係者は「わが国の選手が外国大会に出れば、現場に1万~2万人が集まって下手な発音で名前を叫び、国内のゲームを観覧するために、米国だけで早朝の時間に同時接続で18万人が入って来る」と説明した。
  • 毎日経済_ソン・ユリ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-09 17:14:01




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