韓国自転車人口1000万人、国内生産皆無

ビッグ3、国内産は組み立てたり流通のみ、部品業界も枯死の危機に追い込まれる 

自転車人口1000万人を越えながら産業は毎年成長しているが、国内自転車業者の国際競争力は毎年弱化している。

産業施設の空洞化により、国内製造基盤が崩れたことが主な原因として挙げられる。

慶尚北道ハイブリッド部品研究院によると、国内の自転車販売量は、2008年の180万台水準から2012年に250万台を越えながら4年後に40%近く増加し、毎年需要が増加する傾向だ。一方、国内で生産する自転車台数は1000台内外に過ぎない水準だ。

国内の自転車市場は「三千里自転車」「アルトンスポーツ」、三千里の子会社である「チャムチョウンレジャー(Very Good Leisure Co.,Ltd.)」がシェア70%以上を率いている寡占市場だ。三千里自転車は、2011年の売上898億ウォンから昨年1108億ウォンを記録しながら業界先頭を守っている。ここへ2010年当時、業界3位だったCOREX自転車を買収し、昨年の売上615億ウォンを上げたアルトンスポーツが2位、高級レジャー用自転車を生産するチャムチョウンレジャーが昨年の売上499億ウォンで3位を占めている。

アルトンスポーツのキム・ミンチョルマーケティングチーム長は、「自転車が大衆化しながら、男性中心から女性と家族を中心に需要が着実に増えている」と語った。

しかし、国内製造施設の海外移転で、自転車業界・人材減少により海外競争力は相当部分、弱化した。この隙間を台湾のジャイアントとメリダ、米国のトレックのような外国産自転車が食い込んでいる状況だ。

関税庁の自転車輸出入実績現況によると、自転車の輸入額は2011年の1億6534万ドル(約1863億ウォン)から2012年に1億7552万ドル(約2011億ウォン)・2013年には1億8914万ドル(約2107億ウォン)へと毎年増えている。一方、国産自転車が収めた輸出成績表は遅々として不振だ。国内代表自転車業界である三千里自転車の昨年の売上は1108億ウォンであるなか、輸出が占める割合は0.03%に過ぎず、2011年には輸出実績がなかった。

自転車貿易の赤字規模も毎年増えており、2011年に1億6329万ドル(約1840億ウォン)・2012年に1億7304万ドル(約1983億ウォン)・昨年1億8680万ドル(約2081億ウォン)へと毎年増えている。

国内の大型自転車業界の関係者は、「海外工場に全量生産を頼る場合、自社製品開発が円滑に成されず、急変するトレンドに合うデザインと製品の開発に困難をきたすかもしれない」と語った。大型自転車業者の中国移転により、自転車部品業者も枯死直前だ。

産業通商資源部によると、自転車部品業者は2003年の14社から2005年に10社、2007年には3社へと着実に減少している。70社余りの部品業者が存在した1980年代とは対照的だ。一方、日本の自転車部品業者であるシマノは、変速機などを生産しながら年売上3兆ウォンを記録している。韓国も部品の国産化政策と輸出ドライブに支えられ、1960~1980年代には世界的な自転車生産拠点基地の役割をした。とくに1980年代後半に三千里自転車・COREXなどの主要業者は、生産量の80%以上を米国と日本へ注文者商標付着方式(OEM)で納品したりもした。

しかし、中国へのエクソダスが始まりながら、自転車製造国の名声を急激に失っている。中国・ヨーロッパ・米国が全世界の自転車市場の80%を掌握しており、シェアもまた毎年拡大している。一方、三千里自転車は2005年に沃川工場の閉鎖以降、自社生産工場なしに中国のOEM方式に依存している。アルトンスポーツもまた、1995年に中国の深圳に海外工場を設立して以降、国内製造基盤がないのは同様だ。

業界関係者は、「世界的な自転車強国の台湾は、政府が主導して自転車工業研究発展センターなど関連機関を設立しており、核心部品の開発に先立っている」とし、「とくに、世界販売1位である台湾のジャイアントはフレーム・変速機など主要製品の輸入依存度を下げて相当部分を自社生産しており、競争力を維持している」とつねった。
  • 毎日経済_チョン・ジョンホン記者/キム・ジョンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-26 17:01:38