トップ > 数字経済 > 企業 > 李健煕会長「一寸先もわからない…サムスンの慣行をすべて捨てなさい」

李健煕会長「一寸先もわからない…サムスンの慣行をすべて捨てなさい」

4大グループ新年辞に見る経営話題/鄭夢九会長「成長動力創出に力量集中」/具本茂会長「新事業、1位目標で育てる」 

2014年新年初頭に財閥総師らは新事業発掘という勝負手を出した。三星、現代自動車、LGグループ会長らは2日、約束でもしたように新年の辞で今の状況を深刻な危機と診断し、これを克服するために新事業の発掘が切実だと強調した。

李健煕(イ・ゴニ)三星グループ会長は「産業と技術の融合化・複合化に目を向けて、新事業を開拓しなければならない」と注文した。それとともに李会長は、「市場と技術の限界を突破するためにもう一度変えなければならない」とし、「5年前、10年前のビジネスモデルと戦略、ハードウェア的なプロセスと文化、時代の流れに合わない考え方と制度は果敢に捨てよう」と強調した。先月、社長団ワークショップで扱われた「新マッハ経営」に再び言及したものだ。

李会長はまた、「核心事業は誰もついて来れない競争力を確保しなければならない」と「超格差」を要求し、「すべての協力会社がグローバル競争力を備えるように助けあわなければならないし、地域社会の発展に寄与しなければならない。社会貢献とボランティアをもっと増やして行こう」と共有価値経営(CSV)を督励した。

鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長は「新しい成長動力を創出するために事業構造と中・長期戦略を体系化し、革新的な製品と先行技術の開発に全社的な力量を集中して行く」とし、「燃費と安全性を強化して、親環境グリーンカー、先端技術を融合したスマートカーのような技術開発分野に対する投資を拡大し、研究人力の確保にも最善をつくす」と念をおした。鄭会長は続けて、「今年の全世界生産・販売目標を昨年より30万台多い786万台に定めた」と明らかにした。

具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長は「主力事業では顧客が選択して市場で認められる先導商品で必ず成果をあげなければならない」とし、「これ程度に作ればよく売れるはずだという供給者中心の考えから抜け出さなくてはならない」と指摘した。

それとともに具会長は、「新規事業は頑張るだけで成功することは難しいように、はじめから成功の要件を正しく把握し、確実に準備して勝負をかけなければならない」とし、「新事業は一等を取るという目標で、徹底して勇気をもって育てて行こう」と頼んだ。

財閥総師らがひときわ革新と新事業発掘を強調したことは、今年は経済が好転するはずだという政府の見込みと異なり、深刻な危機状況だと判断するからだ。

主要グループは日本円の下落と中国の追撃などで競争はより激しくなるが、新しい市場は見えないし、国内政治環境はよりきびしくなったと見ている。

李健煕会長は「先導事業は絶えず追撃を受けているし、不振な事業は時間がない」と今の状況を「一寸先を見ることも難しい不確実性」と診断した。

鄭夢九会長は「本格的な低成長時代に入りつつ業社間の競争がより激しくなり、技術融・複合による産業の変化で不確実性が増大している」と評価した。具会長は「これからの経営環境は危機そのもの」と強調し、これに積極対応すると明らかにした。

キム・チャングン(金昌根)SKスペックス追求協議会議長はこの日、ソウル・クァンヂャン洞のWホテルで開かれた新年会で、「‘個々に、かつ共に3.0’体制の下で関係各社と委員会が自律責任と集団知性のシナジー効果を通じ、企業価値300兆ウォンに挑戦する2014年にしよう」と宣言した。企業価値300兆ウォンは系列社の市価総額と海外売上げなどを合わせた数値だ。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者/イ・ヂニョン記者/ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-02 17:19:50




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア