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ウォン高・実績懸念で証券市場「ブラックスタート」

サムスン電子・現代自等の輸出看板株、急落…ドル当りウォン一時1048.3ウォンにそびえ 

◆証券市場、ブラックスタート◆

  • ウォン高・実績懸念で証券市場「ブラックスタート」
  • コスピ(KOSPI)手厳しい●申告式
    甲午年が始まった2日、国内証券市場は円安と実績悪化の懸念でコスピが1960線で滞った。
    この日午後3時頃、ソウルのある証券会社の電光板の前で一人の職員が失望したような表情を見せている。コスピは前日より44.15ポイント(2.20%)暴落した1967.19で取り引きを終えた。<イ・チュンウ記者>

「青馬の年」国内証券市場は力強く出発したが、ウォンの強勢と第4四半期の企業実績の懸念で2%を超えて急落する「ブラックスタート」を演出した。

今年の開場日である2日、コスピは昨年末の終値との対比で44.15ポイント(2.2%)下落した1967.19で取り引きを終えた。100円あたり1000ウォンが崩れ、ドル対ウォンが5年4ヶ月ぶりに場中1048.3ウォンまで上がるなど、為替負担がコスピ下落をあおった。

「1月効果」の期待感に小幅上向きの勢いで出発したコスピは、外国人と機関の同伴売りで下落勢に変わった。為替動きに敏感な電機電子(IT)や自動車など、大型輸出品目が最大の打撃を受けた。特に三星電子は去年の第4四半期以後、実績不振に対する懸念で4.59%下った130万9000ウォンで取り引きを終え、昨年8月28日の終値と同じになった。

  • ウォン高・実績懸念で証券市場「ブラックスタート」
自動車3人組の現代自動車(-5.07%)、現代モービス(-4.94%)、キア自動車(-6.06%)も大きく下がった。とは言え、ネイバーが0.14%上がったし、ロッテショッピングとイーマートもそれぞれ0.5%と1.31%上がり、輸入株は相対的に堅実な姿を見せた。

この日、外国人は有価証券市場で3136億ウォンを純売渡し、コスピ下落を主導した。場の初盤、純買受を記録した機関も取り引きを始めてから30分ばかりで売渡優位に転じ、1750億ウォンの純売渡をあふれさせた。特にコスピは他のアジア国々と比べると相対的に大きく低調だった。台湾は0.01%下落したし、インドは0.71%下落、インドネシアは1.09%上昇した。

この日、対ドルでウォンは昨年末の終値より5.1ウォン上がった1050.3ウォンで取り引きを終えた。対円ウォンも三桁に進入した。午後3時の時点で100円あたりウォン価格(裁定相場)は997.15ウォンを記録した。また円の弱勢でコスダック指数は3.71ポイント(0.74%)落ちた496.28で締め切った。外国人の国際先物売渡で債券の値も下落勢(債券金利も上昇)を現わした。

金融投資協会によれば2日、国債3年物の金利は前日に比べて0.06%ポイント上昇した2.91%で取り引きを締め切った。国債5年物と10年物の金利は前日対比でそれぞれ0.08%ポイント、0.1%ポイント急騰したと現われた。
  • 毎日経済_イ・ドクチュ記者/イ・ガユン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-02 17:34:51




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