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中小企業振興公団、外貨債券を史上最低金利で発行…国家信用格付けの上昇で
中小企業振興公団は国家信用等級の上昇効果に支えられ、ドル建て外貨債券（グローバル・ボンド）を国内企業では史上最低の金利で発行することに成功した。 10年満期グローバル・ボンド5億ドルの発行に、ヨーロッパとアジア系機関からの注文が33億ドルも集まって、競争率も6.6対1に達した。最近、国際信用格付け機関のスタンダード・アンド・プアーズ（S&P）が韓国の国家信用格付けをAAに一段階上方修正した後、最初の外貨債券の発行で超大当たりを出したわけだ。
23日、業界によるとこの日に中小企業振興公団が10年満期の米ドル表示外貨債券5億ドルを発行するために、ロンドン・香港・シンガポールなどで需要予測を実施した結果、総33億ドルの買い注文が殺到した。当初、中小企業振興公団は4億ドルを発行する計画だったが、期待以上の需要が集まるやいなや発行額を1億ドル増額することにした。
競争率が高くなったことから、債券発行金利も会社側が提示したレベルよりもはるかに低く決定された。中小企業振興公団の10年物ドル債の金利は年2.236％で、これまで国内企業が発行したグローバル・ボンドの中で最低の数字だ。
これは先立ってブレクジット（英国の欧州連合離脱）の影響にもかかわらず、先月に10年満期4億ドル規模のグローバル・ボンドの発行に成功した韓国ガス公社よりも発行金利は0.09％ポイント低い。当時、韓国ガス公社が打ち立てた歴代最低金利の記録である年2.325％を1カ月で塗り替えて、韓国モノの人気を再び立証した。また、中小企業振興公団の同一満期基準での米国債金利対比の加算金利も0.675％ポイントで、産業銀行（0.875％ポイント）や輸出入銀行（0.825％ポイント）などの国策銀行や公共機関の中で最も低かった。
非金融機関である韓国ガス公社（0.9％ポイント）や他の民間企業のキア自動車（1.85％ポイント）、KT（1.10％ポイント）よりもはるかに低く決定された。
金融業界の関係者は、「韓国の公企業など、優良債券に対するグローバルな債券投資家の関心が熱いことをいま一度見せてくれた結果」だとし、「国家信用等級が似たような他の先進国に比べて、まだ絶対金利水準が高いというのが最大の強みだ」と説明した。
中小企業振興公団は今回の発行を通じて確保した資金を、下半期に満期が到来する既存の外貨債券を借り換えするために使用する予定だ。主幹事はBNPパリバ、野村金融投資、クレディ・スイス（CS）など4ヶ所が引き受けた。
このように国内企業が発行するグローバル・ボンドに外国人の「ラブコール」が降り注ぐ背景に対して専門家らは、△韓国の国家信用等級の上昇、△8月はアジア債券市場のオフシーズン、△韓国国債金利の魅力上昇などをあげた。国際格付け会社のS&Pは最近、韓国の国家信用格付けをこれまでの「AA-（安定的）」から「AA（安定）」と一段階、評価を上方修正した。これは国の信用格付け21段階の評価のうちで3番めに高い水準であり、わが国がS&PからAAグレードを付与されたのは初めてのことだ。 S&Pは9日、中小企業振興公団も長期信用格付けを「AA-」から「AA」に、一段階上げた。当時、S&P側の信用等級上向き修正の背景として「中小企業振興公団が財政的困難に陥ると、政府が特別支援を適時に提供するだろう」と説明した。
国際金融センターの関係者は、「昨年に続き、今年も韓国の国家信用格付けが上方修正され、グローバルな優良機関投資家が韓国モノへの投資の割合をさらに増やす傾向にある」とし、「需給の側面からも、8月は発行物量がほとんどない状況で、優良債である中小企業振興公団に多くの資金が集まったものと分析される」と語った。
実際、4月にキア自動車が発行した7億ドル規模のグローバル・ボンドは、募集金額の17倍に達する120億ドルの注文が殺到したし、5月に韓国輸出入銀行が発行した25億ドル規模の海外債券にも、2倍を超える52億ドルの投資注文が集まった。このことから、市場では国内機関が発行するグローバル・ボンドに対する海外投資家の選好度はさらに高まるとにらんでいる。投資銀行（IB）業界の関係者は、「世界的に低金利基調とこれという投資先がない状況で、韓国企業に対する世界の投資家の関心は高い」とし、「友好的な環境に歩調を合わせ、一般の国内民間企業のグローバル・ボンド発行も徐々に拡大していくものと期待される」とした。
中小企業振興公団、外貨債券を史上最低金利で発行…国家信用格付けの上昇で
< ますます低下するグローバル債券の発行金利 >
23日、業界によるとこの日に中小企業振興公団が10年満期の米ドル表示外貨債券5億ドルを発行するために、ロンドン・香港・シンガポールなどで需要予測を実施した結果、総33億ドルの買い注文が殺到した。当初、中小企業振興公団は4億ドルを発行する計画だったが、期待以上の需要が集まるやいなや発行額を1億ドル増額することにした。
競争率が高くなったことから、債券発行金利も会社側が提示したレベルよりもはるかに低く決定された。中小企業振興公団の10年物ドル債の金利は年2.236％で、これまで国内企業が発行したグローバル・ボンドの中で最低の数字だ。
これは先立ってブレクジット（英国の欧州連合離脱）の影響にもかかわらず、先月に10年満期4億ドル規模のグローバル・ボンドの発行に成功した韓国ガス公社よりも発行金利は0.09％ポイント低い。当時、韓国ガス公社が打ち立てた歴代最低金利の記録である年2.325％を1カ月で塗り替えて、韓国モノの人気を再び立証した。また、中小企業振興公団の同一満期基準での米国債金利対比の加算金利も0.675％ポイントで、産業銀行（0.875％ポイント）や輸出入銀行（0.825％ポイント）などの国策銀行や公共機関の中で最も低かった。
非金融機関である韓国ガス公社（0.9％ポイント）や他の民間企業のキア自動車（1.85％ポイント）、KT（1.10％ポイント）よりもはるかに低く決定された。
金融業界の関係者は、「韓国の公企業など、優良債券に対するグローバルな債券投資家の関心が熱いことをいま一度見せてくれた結果」だとし、「国家信用等級が似たような他の先進国に比べて、まだ絶対金利水準が高いというのが最大の強みだ」と説明した。
中小企業振興公団は今回の発行を通じて確保した資金を、下半期に満期が到来する既存の外貨債券を借り換えするために使用する予定だ。主幹事はBNPパリバ、野村金融投資、クレディ・スイス（CS）など4ヶ所が引き受けた。
このように国内企業が発行するグローバル・ボンドに外国人の「ラブコール」が降り注ぐ背景に対して専門家らは、△韓国の国家信用等級の上昇、△8月はアジア債券市場のオフシーズン、△韓国国債金利の魅力上昇などをあげた。国際格付け会社のS&Pは最近、韓国の国家信用格付けをこれまでの「AA-（安定的）」から「AA（安定）」と一段階、評価を上方修正した。これは国の信用格付け21段階の評価のうちで3番めに高い水準であり、わが国がS&PからAAグレードを付与されたのは初めてのことだ。 S&Pは9日、中小企業振興公団も長期信用格付けを「AA-」から「AA」に、一段階上げた。当時、S&P側の信用等級上向き修正の背景として「中小企業振興公団が財政的困難に陥ると、政府が特別支援を適時に提供するだろう」と説明した。
国際金融センターの関係者は、「昨年に続き、今年も韓国の国家信用格付けが上方修正され、グローバルな優良機関投資家が韓国モノへの投資の割合をさらに増やす傾向にある」とし、「需給の側面からも、8月は発行物量がほとんどない状況で、優良債である中小企業振興公団に多くの資金が集まったものと分析される」と語った。
実際、4月にキア自動車が発行した7億ドル規模のグローバル・ボンドは、募集金額の17倍に達する120億ドルの注文が殺到したし、5月に韓国輸出入銀行が発行した25億ドル規模の海外債券にも、2倍を超える52億ドルの投資注文が集まった。このことから、市場では国内機関が発行するグローバル・ボンドに対する海外投資家の選好度はさらに高まるとにらんでいる。投資銀行（IB）業界の関係者は、「世界的に低金利基調とこれという投資先がない状況で、韓国企業に対する世界の投資家の関心は高い」とし、「友好的な環境に歩調を合わせ、一般の国内民間企業のグローバル・ボンド発行も徐々に拡大していくものと期待される」とした。
- 毎日経済_コ・ミンソ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2016-08-23 21:35:30
