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売上げ1兆ウォン告知を目前にした中小企業の2013年実績

ソウル半導体、CJハロービジョン、ハンセム、柳韓洋行…来年に期待される 

  • 売上げ1兆ウォン告知を目前にした中小企業の2013年実績
中小企業が大企業として立ち上がるための象徴的関門である「売上げ1兆ウォン」。国内外の全般的な業況不振にも、今年売上げ1兆ウォン告知を目前にした種目がある。発光ダイオード(LED)など照明技術に特化したソウル半導体と、家具企業のハンセム、有線放送事業者(SO)のCJハロービジョン、製薬企業のユハンヤンヘン(柳韓洋行)などがその主人公だ。

コスダック上場企業のソウル半導体は、史上初めて売上げ1兆ウォンを超える可能性が大きな企業として目されている。金融情報提供業社「エフエヌガイド」によれば30日、金融投資社が推定した年間売上高は1兆290億ウォンだ。これは昨年の8586億ウォンより19.85%増加したレベルだ。営業利益もまた同期の179億ウォンから992億ウォンに、453%急増することと見られる。

ソウル半導体は独自の技術を保有し、LED特許が業界で一番多いことで知られている。ソウル半導体の向上した実績は、TVなど電子製品(IT)のLED市場の沈滞を勝ち抜けたという点で意味があるという評価だ。ITの代わりに収益性の高いLED照明分野に集中したソウル半導体は、昨年第3四半期に40%ほどだった照明売上げの比率が、今年の第4四半期は48.5%まで高くなった。来年には50%を超える見込みだ。

パク・ウォンジェKDB大宇証券アナリストは「去年は分期当たり700億ウォンだったLED照明関連の売上げが、今回の分期で1000億ウォンを超えるだろう」とし、「過去、テレビ部品中心に成長したLED市場から、照明投資を増やして来たことが功を奏した」と診断した。株価も1年のあいだ上昇勢に乗った。去る1月2日の終値基準で2万4300ウォンから12月30日は4万400ウォンに66.3%上がった。

グローバル家具企業であるイケアの上陸を来年に控え、事業拡張に乗り出した有価証券市場のハンセムもまた1兆ウォン売上げを期待している。去る第3四半期までに連結売上高7033億ウォンを記録し、第4四半期には3000億ウォン内外の売上げが予想される。金融投資業界の推定平均ではまだ1兆ウォンに及ばないが、自信感はいつよりも高い状況だ。ハンセム関係者は「1兆ウォン売上げと関連して、集計がまとまらなかったが肯定的雰囲気であることは事実」と伝えた。当初、ハンセムのチェ・ヤンハ会長は来年を売上げ1兆ウォン元年にすると明らかにした事があり、目標の早期達成が目前に迫っていたわけだ。

イケア上陸への備えと上場のため、早め早めに代理店などの流通網を広げ、台所市場を攻略して来たことが助けになったと言う分析だ。営業利益も1年間で472億ウォンから744億ウォンに、57.5%増加する見込みだ。実績見込みに早めに応じた株価も、12月30日時点で去る1月2日より2.7倍急騰した。ハンセムが成長を続けるかどうかに対しては、イケアの波及力を見守らなければならないという分析が主流をなしている。

昨年11月、有価証券市場に上場したSO業社のCJハロービジョンも業界で初めて、売上げ1兆ウォン達成の期待感が大きくなった。去る第3四半期まで8576億ウォンの売上げを記録したCJハロービジョンは、分期別平均売上げである2858億ウォンだけ達成しても無理なく告知に到逹できる。中小業社の買収・合併(M&A)で図体を積極的に大きくした影響と言う評価だ。ただ、収益性は投資拡大などで後退した。CJハロービジョンの株価は上場以後6ヶ月の間、公募価格の1万6000ウォンを超えることができなかったが、30日には1万9200ウォンで2万ウォン線にぴったりと寄りそった。

製薬業界最の1兆ウォン売上げを眺めるユハンヤンヘン(柳韓洋行)は、先に言及されたところとは違い、多少手にあまる姿だ。オリジナルのB型肝炎と糖尿病治療剤の導入で、第4四半期分期時点で史上最大の売上げをあげると予測されたが、まだ不足だという点からだ。年間基準売上高9000億ウォン超・中盤台を記録する見込みだ。ただ、これは東亜製薬分割後のユハンヤンヘンが、初めて業界売上げ1位を果たすことになったという点では意味があるという説明だ。
  • 毎日経済_ユン・ヂェオン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-30 17:32:55




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