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「来年は危機の年」大企業「現場専門家」から答をさがす

理工系出身CEOサムスン52%・現代自58%占める…グローバル営業重視の外国人役員史上最多「視線」 

◆2014財界ニューリーダ/10大グループ新規役員分析◆

サムスングループは最高経営者(CEO)の52.1%である25人が研究開発(R&D)と生産現場を陣頭指揮する理工系出身だ。現代自グループは10の主要系列社17人中で10人が現場育ちの骨太い人物だ。SKグループも新規役員の63%を理工系出身から抜擢した。

2014年大韓民国の大企業の風向計は「現場」を向いている。本社で企画や戦略を組むよりは、国内外の主要生産・販売現場で一滴でも汗を流す「野戦型リーダー」が大挙布陣したからだ。29日、毎日経済新聞が来年の人事を終えたサムスン、LG、現代自、SK、現代重工業など主要グループの社長昇進者29人と専務以上昇進者346人を対象に特徴を分析した結果、理工系とグローバル人材、外国人が躍進したと現われた。その背景はなにか?ある大企業の人事担当者は、「グローバル市場で競争が熾烈になるので、よりより良い製品生産と新技術開発に力量を集中したことから理工系出身の役員昇進が著しかった」と説明した。

サムスングループが信号弾をあげた。来年を導くCEOの半分以上が現場にある理工系出身で、商業経営系と人文社会系はそれぞれ13人と9人にとどまった。

サムスン電子関係者は「理工系出身の役員昇進者が多いということは、企画戦略・支援業務より開発・生産・販売を重視するという意味」とし、「国内支援パートの人材も、一部生産と営業現場に再配置している」と明らかにした。

現代自グループは新技術を組み合わせた新車競争が熱くなっているという点を勘案して、研究開発現場に主要人材を配置した。SKグループは研究開発などに専門職役員制度を取り入れて、今年は20人を専門職役員として選抜した。業種の特性上、サムスンには電子工学・電気工学の専攻者が多く、現代車には機械工学、SKは化学工学出身が多い。

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輸出の尖兵役目を果たす海外営業現場の人士たちの昇進も目だった。サムスン電子は今年、外国人昇進者が12人で歴代最大規模を記録した。サムスン電子北京研究所のワン・トゥン所長兼中国携帯電話営業担当専務はサムスン電子で二番目の外国人副社長になった。スマートフォン輸出の最前線であるスペイン法人のガルシア、オランダ法人のメノ-、スウェーデン法人のラスヤンソンなどが常務に昇進した。韓国人の中でもイ・ヂンヂュン中国営業副社長に抜擢された。

LG電子では最年少常務昇進者が米国人のサミュエル・ジャン シリコンバレー研究所長だった。チョ・ヂュファン米国法人長、パク・セウ中南米地域代表など、専務昇進者の半分をこえる7人が海外駐在員や海外業務を担当している。初任常務27人の中にもク・ホナム南京ディスプレイ生産法人長など、13人がグローバルビジネス担当者だ。

LG電子関係者は「LGが作ったTVとスマートフォンなどの品質と技術がグローバル製品に決して劣らない」とし、「来年には世界市場のシェアを高めることに力量を集中するために、果敢な営業とマーケティング能力のある人士を重用した」と語った。

GS建設も海外事業場で優秀な成果をおさめたエンジニアたちを大挙抜擢し、常務に昇進した16人のうち90%以上が海外プラントまたは土木現場のエンジニアだった。

営業・マーケティング現場にいる専門家たちが注目を集めた。10大グループ主要系列社の営業・マーケティング部門の昇進者は、全体昇進人材の20%を越えた。昨年、営業・マーケティング分野の昇進者は10%内外にとどまった。
  • 毎日経済_イ・ヂニョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-29 17:07:20




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