カプセルコーヒー市場1250億ウォン、ミックスコーヒーに代わり普及

ますます普及するカプセルコーヒー…押しやられるミックスコーヒー 

  • < ミックスコーヒーは沈み、カプセルコーヒーが昇る >

ミックスコーヒーの人気が衰えつつあるなかで、より高級感のあるコーヒーを自宅やオフィスで楽しもうとする需要が増え、カプセルコーヒーの市場がすくすくと成長している。低価格コーヒー専門店の製品とコンビニコーヒー、スティック型のインスタントコーヒーだけでなく、これからはカプセルコーヒーまで勢いを得て、ミックスコーヒーを少しずつ押しやっている。

30日、業界によると2014年は300億ウォン規模だった国内カプセルコーヒー市場は、昨年は450億ウォン規模に大きくなった。ただしこれはカプセルだけを計算しもので、これをセットしてコーヒーを抽出するカプセルコーヒーマシンまで合わせれば話は違ってくる。カプセルコーヒーマシンの市場規模は、同じ期間に700億ウォンから800億ウォン台に増加したと推定される。このことから、1250億ウォンに達するカプセルコーヒー市場が形成されたわけだ。

何よりも、職場でミックスコーヒーの代わりにカプセルコーヒーを備えるケースが増えている。市場調査機関のミルウォードブラウンが職場内のコーヒー消費に対するアンケート調査を実施した結果、昨年第4四半期の時点で職場でカプセルコーヒーを利用する消費者は半数以上の55%だった。これは昨年第3四半期の39%に比べて16%上昇した割合だ。

一方、全体で4兆ウォン台の国内コーヒー市場では、コーヒー専門店(2兆5000億ウォンほど)に続き最も大きな領域を占めていたミックスコーヒーの規模は、2014年の1兆565億ウォンから昨年は1兆200億ウォン台まで下がった。こういうことから、今年は1兆ウォン台の壁さえ崩れるのではないかという懸念が出ている。

消費者はミックスコーヒーやスティック型豆コーヒーよりも、手軽にコーヒー専門店レベルの高級豆コーヒーを楽しめるという点からカプセルコーヒーを好んでいる。もちろん品質によって異なるが、カプセル1個当たりの価格は約500ウォン前後で手頃なうえに、カプセルコーヒーマシンの価格も最近は製品普及傾向で大きく下がった。 20万ウォン台の高額製品から、最近では8万~9万ウォン台の普及型製品まで登場している。

しかし、このように浮上しているカプセルコーヒー市場も、外資系がほぼ掌握している。ネスレの系列会社である「ネスプレッソ」と「ネスカフェ ドルチェ グスト」がその主人公だ。特にネスカフェ ドルチェ グストの市場シェアは70%台にまで上がったことが把握されている。ネスプレッソが国内カプセルコーヒー市場を開拓したならば、ネスカフェ ドルチェ グストが大衆化をリードした。

ドルチェ グストは最近、アメリカーノ・エスプレッソコレクションパックなどで製品ラインを増やし、ネスプレッソはブラジル南部のアラビカ豆を盛り込んだ「CAFEZINHO do BRAZIL」を新たに発売した。

国内企業も一歩遅れてカプセルコーヒーに注目し、製品の導入を増やしているが、これまでに広く普及したマシンを土台に、毎回新製品を出すネスレに追いつくには力不足だ。南陽乳業は2013年「フレンチカフェ・ザポッド・シックスコーヒー」を発売し、東西食品も翌年から欧州カプセルのコーヒーブランドである「タシモ(Tassimo)」を取り寄せて販売している。特に毎日乳業は関連会社であるポール・バセットを通じてカプセルコーヒーを出し、この分野に新たに足を踏み入れた。

業界関係者は、「コーヒーブランドはカプセルの新製品開発に注力し、ほかの中小家電メーカーは新規コーヒーマシンの開発にはげむ形で、この分野の後発間の競争が展開されるだろう」と予想した。
  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-08-30 17:23:37