「ウォレットレス」スマートフォン決済時代が開く

モバイルウォレット加入者1100万人・アプリカード150万枚突破 

図書館でモバイル学生証で本を貸出して、友達たちと会った夕食の席では割り勘アプリで食事代を計算する。登校バスの中では料金端末機にスマートフォンを接触させてバス代を出す。パン屋さんではモバイルアプリカードを表示してパンを買い、通信社のメンバーシップカードアプリを開いて割引を受ける。

スマートフォン加入者が4000万人に肉迫し、財布のない(ウォレットレス)時代が大またで近付いた。クレジットカードは勿論、携帯電話による少額決済、メンバーシップカード、交通カード、商品券、ビットコインなど、多様な決済手段がスマートフォンに入り込み、すばやく拡散している。

モバイル決済はこの間、セキュリティと速度の面で問題が提起されそれほど速く広まらなかったが、最近はスマートフォンのセキュリティサービスが強化され、LTE通信網が高度化されつつ実生活の中に入って来ている。スマートフォンの画面サイズが大きくなりつつ、スマートフォンと財布を一緒に持ち歩くのは不便だという点も、ウォレットレス時代を繰り上げた。

事実、クレジットカード各社が提供するモバイルアプリカードは、発給を始めてから1年余りで150万枚を突破した。

当初、金融業界は近距離コードレス通信(NFC)機能を活用したモバイルクレジットカードを出したが、人気を得ることができず、モバイルアプリカードに方向をかえた。

モバイルクレジットカードは加盟店に別途のNFCドングルが必要だが、モバイルアプリカードは一般ポス(POS)でバーコードを読み取れば良い。使用者の立場からも、スマートフォンにNFC機能がなくてもアプリさえ設置すれば使えるという便利さがある。

金額をチャージした後の決済、携帯電話による少額決済、メンバーシップポイント決済などの機能がすべて盛り込まれたスマート・ウォレット市場もすいち早く大きくなっている。

SKプラネットのスマートウォレットが3年半めで加入者1100万人を突破した。モバイルカードのダウンロードは3500万枚にのぼる。

いまやCJE&Mなど、メディア企業までウォレットレス関連市場に跳びこんだ。

CJE&Mの待機画面サービス「ポイントロッカー」はロック解除、コンテンツクリック、広告鑑賞、コメント記入などじてポイントを積み、これをCGV・トレジュール・オリーブヤング・トゥーサムプレィスなどのCJ系列の売場で決済する機能を盛り込んだ。

インターネットで大衆化した携帯電話の少額決済(決済額を携帯電話料金に合算請求)もアプリ形態で登場した。KG obiliansの「エムティック(M-Tic)、タナル(Danal)の「バトン」が代表的だ。

モバイルサービスから疏外された階層には、スマートフォンケースが財布がわりの役目を果たしている。最近人気をあつめている財布型スマートフォンケースや、裏にカードさす場所があるケースを活用するわけだ。

Tマネー機能(タッチ決済)のあるクレジットカードをスマートフォンケースに挟んでおいて、Tマネー加盟店で決済するという式だ。大学の学生証、会社員の社員証などのモバイル発給も増えている。

キム・ジョンフンKT経済経営研究所研究員は「ポスなどバーコードを読めるシステムや、NFCドングルの揃っていない小規模店鋪にもこれから装備が拡散するだろう」と語った。
  • 毎日経済_ファン・ヂヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-24 17:08:47