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出てすぐに無料携帯?...「LG G3」発売直後0ウォン

補助金競争の混濁局面 

LG電子の新製品のスマートフォン「G3」は、発売されるやいなや100万ウォン近い補助金が投入され、論難が起きている。出てまだ二日しか経たない最新の品が、事実上は無料携帯電話として売られるほどに市場が混濁している傍証だ。

移動通信業界によると29日、スマートフォン専用オンラインコミュニティと閉鎖型ソーシャルネットワークサービス(SNS)などを中心に、補助金競争が過熱している。新製品のG3には発売前から60万ウォンを超える補助金が支給されて過熱状況が現れたし、発売当日の28日にSKテレコム・KT・LGユープラスなど、移動通信社の不法補助金が集中的に投入された。出庫価が89万9800ウォンのこの製品は、政府の補助金ガイドライン(27万ウォン)をはるかに超過した補助金が集中して、「無料携帯電話」としてだけでなく、後から現金で払い戻しを受ける「マイナス携帯電話」まで登場した。サムスン電子のGALAXY S5やパンテックのベガアイアン2など、最新スマートフォンにも60万~70万ウォン台の不法補助金が投入されている。

スマートフォンのコミュニティやポータルカフェなどには、無料「G3」があふれ出て話題になった。大学生のキム・ヒョンソンさんは、「普段から加入しておいたスマートフォン購入カフェで、無料で購入可能だというメッセージを受け取るやいなや売り場を訪問した」と言い、「すぐに2台購入して、両親のスマートフォンを交換してさし上げた」と語った。会社員のオ・ヨンスさんは、「移動通信3社は不法補助金による営業停止制裁が終了してわずか10日も経たないうちに、制裁前の水準で補助金の過熱競争をしている」と語った。

韓国放送通信委員会は、「新製品のスマートフォンにも多額の違法補助金が支給されるなど、市場の不安定性が深刻な水準」とし、この日からすぐに事実関係の調査に入った。放送通信委員会は、「市場が安定するまで調査は事実上、無期限に続くだろう」とし、「補助金競争を主導した事業者は、厳重処罰する方針」と明らかにした。放送通信委員会によると、移動通信3社の順次営業停止が5月19日に終了した直後、一日平均の番号移動件数は過熱基準(2万4000件)よりも2倍以上多い5万件あまりに達している。

SKテレコム・LGユープラスなど、2つの事業者に対する営業停止時期の決定は保留となった。放送通信委員会はこの日の全体会議で、「追加の営業停止を市場安定化の手段として活用しなければならない」とし、今後の市場状況に応じて時期を決めることにした。

これらは去る3月、放送通信委員会の会合時に補助金主導の事業者として処罰受け、7日(SKテレコム)~14日(LGユープラス)の営業停止処分を受けた。ただし、その時に未来創造科学部の事業停止命令も受けた状態なので、追加の営業停止時期は後で決めることにした。LGユープラスが27日、追加制裁決定再考を要求する行政審判を提起したことも影響したとみられる。
  • 毎日経済_チェ・ヨンソン記者/チュ・ドンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-05-29 17:16:17




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