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不足している韓国中小企業の技術労働力、大企業の7倍

ソフトウェア・化学・機械業種の労動力が不足、全体で4万人 

  • 不足している韓国中小企業の技術労働力、大企業の7倍
京畿道・クンポ(軍浦)でプラスチック製造業社を運営するパク・ミョンヒョクさん(仮名・57)は工場で働く人がいなくていつも悩んでいる。

高卒出身の業務担当者を随時採用しているが、たずねて来る者からしてが少なく、特性化高校の出身学生からの問い合わせが実際の雇用につながる場合はほとんどない。40代以上の勤労者は仕事が大変だと、1年以上は堪えられなく去っていくのがならわしだ。パク・ミョンヒョクさんは「20代の失業者が30万名に迫るというのに、私たちみたいな産業現場は人がいなくてたいへんだ」と語り、「青年失業のため政府が働き口を作るというが、産業現場の人不足から補ってくれたら」とため息をついた。

産業現場での専門技術労働力が4万人ほど不足して、労動力難が依然として深刻なことと現われた。中小企業の技術労働力の不足率は大企業との対比で7倍に達し、技術労働力の首都圏偏重現象が深刻になり、仁川・テグ(大邱)・チュンブク(忠北)の順序で労働力需給現象の「ミスマッチ」が高いと現われた。

15日、毎日経済新聞が産業通商資源部・韓国産業技術振興院から入手した「2013年産業技術労働力需給実態調査」によれば、昨年基準で産業技術労働力の不足人員は3万8926人で、不足率が全体の2.6%を記録した。産業部の関係者は「産業技術の労働力不足率は毎年減少する趨勢だが、依然として産業現場では技術労動力難で苦痛を受けている」と説明した。今回の調査は産業部と韓国産業技術振興院が勤労者10人以上の全国事業所1万1021ヶ所を対象にして行われた。中小企業の技術労働力不足率は3.9%で、大企業(0.5%)より7倍以上高かった。中堅企業の不足率は1.1%だった。産業技術労働力の不足問題の大多数は中小企業で発生しているという点が実証されたと解釈される。

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12の主力産業の技術労働力不足率は2.8%で、平均値より少し高かった。ソフトウェア分野の不足率が4.4%で一番高く、化学(4.0%)、機械(3.5%)、バイオ・ヘルス(2.9%)の順序で平均値を上回った。一方、ディスプレィ技術労働力不足率は1.1%で一番低く、造船(1.2%)、ITビジネス(1.5%)の労働力需給状況は相対的に良好だった。産業現場での学歴別不足率は高卒が3.1%だった。理工系と非理工系に区分したとき、専門大学(短期大学)の理工系列卒業者の技術労働力不足率が2.6%、4年制大学の理工系列卒業者は2.5%を占め、理工系専攻者が産業現場に投入されない「労働力動脈硬化」現象がさらに重くなっていた。

地域別不足率では仁川が4.8%、大邱が4.5%でそれぞれ1・2位を占めた。忠北(3.3%)、京畿・大田(それぞれ3.1%)、忠南・全北(3.0%)の順序だった。釜山(0.4%)と江原(0.7%)地域の不足率は低かった。

一方、産業技術現場での男性超過現象が高かった。現場での産業技術労働力における男性の割合は88.1%、女性の割合は11.9%だった。
  • 毎日経済_キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-15 18:36:48




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