サムスン・LG電子、ブラジル市場の確保に速度「サッカーで疎通する」

火が付いたワールドカップ・マーケティング 

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ブラジルが2014年ブラジル・ワールドカップと2016年リオデジャネイロ・オリンピックを狙ったグローバル企業らの新しい角逐の場として浮上し、韓国を代表する家電企業であるサムスン電子とLG電子もブラジル市場の確保に速度を上げている。10日、家電業界によればサムスン電子は世界の消費者に認められたスマートフォンを主要攻略武器にしている。

中南米地域は人口6億人の巨大市場にもかかわらず、今年のスマートフォン需要は8000万台あまりと他の地域に比べて低い方なので、今後の成長可能性が大きいという点が魅力のポイントだ。

それでなくても来年は北米と中国市場でのスマートフォン販売が鈍ると予想されるサムスン電子としては、ブラジルを中心にした中南米地域を新しいスマートフォンの収益源として目を付けている。

市場調査企業であるガートナーによれば、今年の中南米地域のスマートフォン需要は8460万台で、中国の3億430万台、中国を除いたアジア地域の1億9360万台、北米の1億4580万台に比べて非常に低い水準だ。既に去る第3四半期に中南米地域で携帯電話販売量1位を記録したサムスン電子は、これを基盤にスマートフォン市場シェアをより高めて行くという目標を設定した。LG電子も中南米地域でLGスマートフォンが人気を呼ぶと、中南米地域のマーケティング比重を高めた。

ブラジル消費者たちの心をつかもうとする競争もますます加熱している。サムスン電子は去る9月に‘ブラジルサッカー協会(CBF)’を2013年から2018年までの5年間、公式サポートする事にした。これをもってブラジルサッカー国家代表チームの公式スポンサーとなり、ブラジルサッカー国家代表チームのイメージと、サッカー協会のエンブレム活用などの多様なマーケティング活動が可能になった。

サムスン電子は今度の契約で2014年と2018年の2度のワールドカップと、2016年のリオ・オリンピックなど、2018年までブラジルサッカー国家代表チームの活動をサポートする計画だ。中南米幼少年サッカー・野球大会である‘コパ・サムスン(Copa Samsung)’を実施して、ドミニカ共和国・ベネズエラ・ホンジュラスなど8ヶ国から8000名あまりの幼少年たちが競技に参加し、85万名が競技を観覧した。

サムスン電子は去る3月、コロンビアのボゴタで中南米の取引先とメディアを招待し、主力製品と戦略を紹介する‘サムスン中南米フォーラム’を開催し、現地市場攻略を強化して乗り出した。

LG電子はブラジルワールドカップを控えて4000万レアル(約184億ウォン)を超える資金を投入し、ブラジルで大規模マーケティングキャンペーンに乗り出す。LG電子がこれまでブラジルで進めたキャンペーンのうちで最大規模だ。来月から始まって2016年オリンピックまで続く今回のキャンペーンは、‘あなたのLGアリーナ(Your LG Arena)’というスローガンを掲げ、LGブランドを広めることに焦点を合わせる予定だ。ブラジルのマナウスとタウバテに生産工場を持つLG電子は、ブラジルワールドカップを契機にして、この間冷蔵庫・洗濯機などに集中していた顧客需要をTVの方までも拡大するという戦略だ。LG電子の関係者は「ワールドカップをきっかけに、大型LCDテレビ及び超高精細(UHD)テレビのマーケティングを強化する予定」と明らかにした。

FIFA公式スポンサーであるソニ-は風変りなマーケティング戦略を繰り広げている。‘スーパーソング’と呼ばれるワールドカップ公式主題歌のための公募展を開いている。全世界の作曲家を対象に今年の年末まで音楽を募集し、選発された作曲家は有名歌手リッキー・マ―ティンとともに作業できる機会を得る。昨年の夏、ブラジルの家電企業CCEを買収してブラジル市場を攻略中の中国のPC企業レノボもPCとタブレット、スマートフォン、TVなど4大スクリーン製品のマーケティングを強化する方針だ。
  • 毎日経済_イ・ヂニョン記者/ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-11 17:34:20