ウォンが2年4ヶ月ぶりに最高値、1ドル=1053ウォン

来年第1四半期に900ウォン台に進入するけはい 

ウォンが連日突きあがり、対ドル値が2年4ヶ月ぶりに年中最高値を記録した。9日、ソウル外国為替市場でドルあたりウォンは直前取引日より5ウォン上がった1053ウォンで取り引きを終えた。取引中に一時1052ウォンまで上がったウォンは、去る10月24日の年間高点(1054.3ウォン)を更新した。

ウォン・円の裁定為替も100円あたり1020ウォン台初盤まで押された。この日午後3時基準でドルあたり円は前日より0.87円下落した103円を記録した。ウォン高に円安まで重なって、同じ時間のウォン・円裁定為替は1021.54ウォンを記録した。先月28日、5年2ケ月ぶりに1030ウォン台に進入したウォンは、1020ウォン線をおびやかしながら強気を続けている。

この日のウォン上昇は米国が当分のあいだ量的緩和(QE)を続けるだろうという期待感が作用したからだ。先週末発表された11月の米国雇用指標ははっきりした好調を見せたが、年内にQEを縮小するほどの水準ではないという認識が拡散するやいなや、ドル売り物が市場にあふれでた。

ウォンの強気速度があまりにも急で、日本と競争する国内産業の価格競争力は弱まるしかない。そのうえ去る3日、黒田東彦日本銀行(BOJ)総裁が量的緩和の追加可能性を言及したことで、当分のあいだは円の弱気が続く可能性が高い。

ウォンの強気が力を得るのは、年内には米国の量的緩和縮小が難しいだろうとの認識による。先週発表された11月非農業部門の雇用者数は20万3000人増加し、失業率は2008年11月以後の最低値である7.0%を記録するなど、市場見込みを上回る好調を見せたが、まだもうしばらく時間が必要だという見方だ。専門家は米国の量的緩和の縮小時点を来年第1四半期としているが、これより遅くなることもあるという分析も手強い。

政府の外為市場介入の名分もしだいに下がっているという指摘がある。市中銀行のある外為ディーラーは、「今年は為替終値の管理のために政府が介入できるだろうが、来年初には輸出企業を保護するという名分で政府が市場介入に乗り出すと負担感がある」と市場の雰囲気を伝えた。チョン・ギョンパル為替先物研究員は「ドルあたりウォンが1050ウォンを突破すると、今月中に1035ウォンまで上がるように思える」とし、「来年第1四半期中には3桁になるだろう」と予想した。

円対ウォンも事情は同じだ。日本の量的緩和で円安雰囲気が続く中にウォン高が重なる場合、裁定為替で計算される円対ウォンの特性上、大幅に落ちることもあり得るという見方だ。

チョン・スンヂ サムスン先物研究員は「来年、ウォンの強気が成り立たなくても、円の弱気でドルあたり円の価格が120円まで落ちると、円あたりウォンも影響を受けるだろう」としながら、「この場合、来年初に100円あたりウォンも1000ウォンを超えて950ウォン線まで行ける」と見通した。

現在、主要経済研究機関では来年度のドル対ウォンの値として1000ウォン台初盤を予想している。ウォンが一年中騰落する様子が見えるだろうが、今年の平均より年間3~4%内外の強気を記録すると見込んでいるわけだ。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者/イ・ドクチュ記者/パク・ユンス記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-09 17:11:15