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不況に…寒さに…外食族へった


毎年、年末となると友人と素敵なレストランで忘年会を楽しんだキム・ソヨンさん(29)。しかし今年は大げさな外食の代わりに、家で料理を作って食べる簡単な‘ホームパーティー'で一年を締めくくる作戦だ。キムさんは「スカスカになった財布の事情で消費を最大限へらすことにした」とし、「外で食べるよりも値段も安く、簡単な調理でできる食べ物が多くなって準備も難しくない」と語った。

継続する不況に加えて例年より早くなった寒波に、今年の年末集会の場所の大勢は‘家’になる見込みだ。例年ならばひとしきり殺到するレストラン商品券の販売が昨年より減った一方で、暖めたりちょっと手を入れるだけで食べられる簡便食品の販売が急激に増えているからだ。

8日、Gマーケットが最近ひと月間における外食商品券の販売量を調査した結果、昨年同期より17%減ったことが分かった。

ロッテホテルのビュッフェ・ラセーヌ、アウトバックなどの有名ビュッフェやレストランを利用できる外食商品券は、毎年末には売上高が2倍に跳ね上がったが、今年は状況が逆になったわけだ。

外食を放棄した消費者が選択したのは‘家でご飯’だ。同じ期間、チキンとピザを配達してもらい食べられる配達商品券の販売は2.2倍に増え、特に家で簡単に調理して食べられるチュクミとナッチボックムなど、簡便調理食の販売量は5.7倍に上昇した。

おかず用のメニューだけでなく、おやつ用の食べ物も年末人気商品として浮上した。コチュジャンソースと餅、オムクが一緒に入っていて、水を入れて温めるだけで完成するトッポッキが昨年より2倍以上売れたおかげで、Gマーケットのプンシク(粉食)メニューの売上高は45%増加した。特に、家で直接作れるように生地と生クリームなどをひとつにまとめた‘ケーキDIYセット’は、市販ケーキの価格の半分ほどの1万ウォン台の低価格を打ち出し、最近注文が殺到している。

ホン・サンフンGマーケット加工健康食品チーム長は、「家でご飯族が増えたおかげで、簡便家庭食品だけでなく、デザートの売上も大幅に上がった」と語る。大型マートでも最近、半調理の状態で出し、温めるだけで家で食べられる簡単おやつ類の人気がぐんぐん上昇した。先月から現在まで、Eマート全体の簡便家庭食(HMR)製品の売上高は14.7%に跳ね上がったが、このうちおやつ類の伸び率は38.9%に達した。

特にポヂャンマチャ(屋台)のつまみをコンセプトに出荷されたトゥンカルビグイとタクパル(鶏の足)、テヂコプテギとメウンコプチャンのような異色の製品が人気を主導して、この期間の売上高が42%上昇した。

イム・デソプEマートHMRのバイヤーは、 「従来は食事の代わりになるご飯と汁物、チゲがよく出たものだが、最近はトッポッキやオムクなどの軽食メニューも需要が多くなった」とし、「不況の余波で外食を減らし、家庭で時間を過ごす消費者が増えた影響とみられる」と語った。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-08 17:18:07




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