トップ > 数字経済 > 企業 > 韓国の代表ブランド責任感…品質で半額紅蔘を超える

韓国の代表ブランド責任感…品質で半額紅蔘を超える

国内の6年根人蔘の半分を収穫し、政府基準より厳しく処理…米国に続き中東輸出推進 

  • 韓国の代表ブランド責任感…品質で半額紅蔘を超える
  • 扶餘にある高麗人参倉にて紅参を職員が乾燥室で自然乾燥させている。<写真提供=KGC人参公社>

人蔘公社扶余餘高麗人蔘廠(コリョインサムチャン)現地ルポ
国内の6年根人蔘の半分を収穫し、政府基準より厳しく処理
「韓国の代表ブランド」責任感…米国に続き中東輸出推進


「半額の紅蔘製品と競争するなら品質をもっと強化するしかないでしょう。けっきょく消費者は安い品より品質の良い紅蔘を選択するはずです」。

最近、大型マートの半額製品発売開始で紅蔘錠市場に時ならぬ価格競争が吹き荒れている。1兆3000億ウォンの国内紅蔘市場で65%を占めているKGC人蔘公社の立場としては気にせずにはいられない。

2日、忠清南道の扶餘(プヨ)の高麗人蔘廠(コリョインサムチャン)で会ったイ・ヂュンチャン品質管理室長は、「紅蔘は中国など外国人観光客たちも訪韓時に必ず購入する国家ブランド」とし、「人蔘公社が品質に執着するのも国家ブランドに対する責任感のため」と強調した。

扶余の高麗人蔘廠では人蔘公社が生産する紅参錠の100%を生産している。一日に3.3トンの紅蔘濃縮液を抽出するが、金額で30億ウォンに達すると言う。

工場に立入ればあちこちにある‘品質経営’という標識が目に入って来る。

工場入口では履き物に覆いをかけ、衛生服に着替えてようやく内部に入ることができる。特に紅蔘濃縮液を包装する‘清浄室’は顔まですべて覆い、眼だけ出るように‘完全武装’をすればこそ入ることができる。

イ室長は「国内での紅蔘は健康機能食品だが、輸出国であるオーストラリアと日本や中国などでは医薬品として分類されている」とし、「このため安全管理基準を製薬会社に準じて適用している」と説明した。

人蔘公社は2800余りの農家との契約栽培を通じて、一年に8000トンほどの高麗人蔘を収穫する。これは国内生産人蔘(2万7000トン)の3分の1の規模で、6年根の人蔘だけを見れば半分ほどを人蔘公社が収穫している。

人蔘公社は栽培予定地の土壌から紅蔘の原料蔘である人蔘、濃縮液を製造する水、包装材に至るまで政府基準よりもっと気難しい自主基準を適用していると言う。このため、たまに品質に異常が発見され、すぐ廃棄処分される製品が発生する場合もある。

イ室長は、「6年根紅蔘は4~5年頃になると自然災害や病虫害によって、生長状態が不良な場合もある」とし、「以前はたまに契約栽培農家が農薬を使った場合もあったが、摘発時はすべて廃棄処分して来た」と語った。このような厳格な管理方式のによって、現在は農家も密かに農薬を使うケースは無くなったと言う。

人蔘公社が契約栽培を通じて買い入れる人蔘単価は市中価格より高い。市中の人蔘価格はキロ当たり3万ウォン程度なら、人蔘公社は4万5000ウォンで買い入れる。このために農家の立場としては、人蔘公社と契約栽培を希望するケースが多い。

イ室長は「たまにブラックコンシューマーらが紅蔘錠から髪の毛など異物を見つけたと届ける場合があったが、調査の結果すべて消費段階で入ったものだった」とし、「紅蔘錠は異物などの製品欠陷で食呂医薬品安全処からリコール措置にあったケースはただのー度もない」と自信を見せた。

最近になって人蔘公社は海外輸出をとみに強化に乗り出した。現在、中国・台湾・日本などに輸出しているし、2009年に米国支社を設立して米国市場の攻略を強化している。米国では海外同胞よりも現地人を対象に、カフェー型売場である‘Cafe-G’を運営し、紅蔘に慣れていない現地の人たちにホンサムラテと紅蔘紅茶などの飲み物を販売する。

イ室長は「国内での品質に対する信頼を土台に、これからはグローバル事業を強化して行く計画」としながら、「中東地域への輸出のためにハラール認証も検討している」と語った。
  • 毎日経済_ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-02 17:10:15




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア