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9月の失業率、11年ぶりに最高…青年失業率は過去最高


  • 9月の失業率、11年ぶりに最高…青年失業率は過去最高
輸出不振と造船・海運業の構造調整の影響で、9月の失業率が同月基準で11年ぶりに過去最高値を記録した。

統計庁が12日に発表した「9月の雇用動向」によると、9月の失業率は3.6%で、1年前の同月と比べて0.4%上昇した。9月の失業率としては、2005年9月以降11年ぶりに最も高い水準だ。造船・海運業の構造調整に輸出不振の悪材料が重なり、製造業の就業者が7万6000人減少した影響が大きかった。景気低迷で企業が構造調整に乗り出し、新規採用を減らしたせいで、若年層と中高年層を中心に失業難が深刻だった。

統計庁雇用統計課長のシム・ウォンボ氏は、「9月の失業者は20代と50代以上を中心に増加し、全体の失業者は前年同月比で12万人増加した98万6000人となった」と伝えた。15歳から29歳までの青年層の失業率は、同月基準の最高水準に上がった。

9月の青年失業率は9.4%で、前年同月基準で1.5%上昇した。これは、IMF危機があった1997~1998年を含めて9月の青年失業率としては、関連統計が作成されて以来最高値だ。アルバイトをしながら、他の仕事を探す就職準備者と入社試験準備生などの事実上の失業者を考慮した体感失業率は9.9%だ。6カ月以上の長期失業者数は前年同月比で5万5000人増えた16万7000人を記録した。

地域別失業率は、造船・海運業の構造調整の影響が大きく及ぼした蔚山(ウルサン)と慶尚南道、釜山で、前年同月比でそれぞれ0.5%、1.1%、1.4%上昇した。また全国的に、光州(クァンジュ)、忠清北道、大田(テジョン)、済州などの失業率の上昇幅が1.0%を超える市・道が6カ所にもなった。

産業別にみると、製造業のほか、農林漁業(-6万5000人)、芸術・スポーツ・レジャー関連サービス業(-2万人)で、就業者が減少した。建設業(4万1000人)、卸・小売・宿泊飲食店業(8万8000人)で就業者が増えたが、前月より増加幅が減少した。
  • 毎日経済デジタルニュース局 パク・ソヒョンインターン記者 / 写真=毎経DB | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-12 15:58:25




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