GEとシーメンス、韓国のスマート工場で真っ向勝負


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世界市場でスマート工場事業を主導しているGEとシーメンスは、韓国市場で真っ向勝負を繰り広げる。

モノのインターネット(IoT)やビッグデータ製作など、最近の韓国で工場の生産性を引き上げることに関心が大きくなるやいなや、国内外の大企業と手を取り合って、スマート工場市場を先取りするための水面下の作業に乗り出した。 GEは去る13日、ハンファテックウィンと手を組んで、ハンファの工場にGE式産業インターネットソリューションを移植することで協約を結んだ。現在、両社は韓国型戦闘機(KFX)の航空機エンジンの開発で協力しているだけに、これからはスマート工場の開発モデルも防衛産業・航空部品分野に集中することが観測される。

これに先立ってシーメンスも最近、工作機械メーカーの現代ウィアとコンソーシアムを構成し、2018年に京畿道安山(アンサン)へ尖端スマート工場を建設することを決定した。ここには世界最高の空気圧機器の技術力を保有している独フェスト(Festo)社と、産業用ロボット製造企業のクカロボティックも参与する。今後韓国でスマート工場事業のための、戦略的な布石を敷いたわけだ。

16日、財界関係者は「製造業の付加価値を高める技術は、いまや選択ではなく必須になりつつある」とし、「グローバル企業が韓国企業と呼吸を合わせて、スマート工場の領土を広げようとする動きが強まるだろう」と語った。

▶ 同じようで異なる... 2強の核心技術は

シーメンスとGEスマート工場の技術の核心はIoTとビッグデータだ。工場の機械ごとに、自分のコンディションに関する情報をリアルタイムで送信するセンサーを付け、この情報を継続して積み重ねて最適生産のタイミングを維持できるパターンをつかむことが骨子だ。

不良品が出てきたラインは即刻に状態が把握されて改善作業に入り、このプロセスが無限ループ化されて不良率を「0」レベルに低下させる。シーメンスのスマート工場の不良率は0.001%で、一般の工場よりも生産性が40倍以上も良い。

同じ製品が大量生産される従来の工場とは異なり、ひとつのラインで複数の異なる種類の製品を製造できるということも強みだ。

例えば赤い色のA靴と青い色のB靴を製造する場合、通常の工場ではそれぞれA靴とB靴の生産ラインを設置する。しかしスマート工場では、色情報のみを入力するとひとつのラインでも好きなだけ異なる製品が製造される。その分、時間とコストを削減することができ、カスタマイズされた製品を大量生産することも可能となる。

実際、GEが2億ドルを投資して作ったインドのプネ工場では、ひとつの工場で航空・エネルギー・石油・ガス・輸送部品などの4つの異なる部品を一度に生産している。

▶ シーメンスのビッグデータとGEの3Dプリント

ただし主力技術を適用する分野では違いがある。シーメンスは自動車から靴や乳製品に至るまで、ほとんどのメーカーに適用できる総合工場が収益モデルだ。

このため安山に建てられるスマート工場事業でも、総括ソリューション(シーメンス)、工作機械(現代ウィア)、空気圧機器(独フェスト)、産業用ロボット(独クカロボット)などの、各分野の最高の技術力を備えた「連合軍」が動員された。

今後は韓国のスマート工場市場でも、多方面の製造業に全方位的に適用可能な総合ソリューション戦略を展開すると分析される。

一方、GEは航空・エネルギー部門にさらに特化した技術を備えている。今回、GEが手を組んだハンファテックウィンも、航空エンジン部品を生産する国内の看板防衛産業だ。航空や発電タービンなどの専門領域に拡大が予想される部分だ。

特に3Dプリンターを使用したGEのスマート製造工程は、世界最高水準であると評価される。米アラバマ州の航空部品工場では、航空エンジンの核心部品であるジェットエンジンの燃料ノズルを3Dプリンタで生産している。米国で3Dプリンタで製造された商用機の部品は、GEの燃料ノズルが最初だ。

ハンファテックウィンのシン・ヒョヌ代表は、「GEと産業インターネット分野の業務提携を通じて製造と製品の競争力を強化し、新しいビジネスモデルも開発する計画」だと語った。
  • 毎日経済_キム・ジョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-16 20:28:18