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韓国全経連のビル40%が空 大韓商工会議所に押される


昨年の12月17日、全経連(会長ホ・チャンス)新築会館の竣工式が開かれた。この行事には朴槿惠(パク・クネ)大統領も出席した。財界では故朴正煕(パク・チョンヒ)前大統領と全経連の人並み外れた縁が語られた。故朴正煕大統領は1979年、旧全経連が会館を新築するというニュースを聞くやいなや、「創造、協同、繁栄」と書いた直筆揮毫を贈ったが、けっきょく記念式には出席できなかった。故朴大統領の揮毫が刻まれた記念石は、34年が過ぎて新しい全経連会館の前に再び置かれた。この式典ではまた別の参加者も目を引いた。具本茂(ク・ボンム)LG会長だ。具本茂会長は14年ぶりに全経連を訪問した。

朴大統領と具会長の出席に、全経連が数年間の停滞を脱っするのではという希望混じりの分析が出た。対政府関係が良くなって位相が高くなり、これとからんで主要グループの会長らの参与が増える可能性があるだろうという推測だった。

そして3ヶ月が過ぎた今年の3月13日、新築された全経連会館で初の会長団会議が開かれた。この日参加した会長団は21人中の7人に過ぎなかった。全経連会長を務める許昌秀(ホ・チャンス)GS会長と李承哲(イ・スンチョル)常勤副会長を除けば5名だ。4大グループからは誰も出席しなかった。

全経連のある幹部は、「全経連の財界代表団体としての位相が以前ほどではないという点は、内部のメンバーたちも認める部分だ。会長団会議の出席率でもある程度確認されているが、主要グループの会長らの顔を見るのは容易ではない。新会館建設で新しい転機を用意するという雰囲気もややそがれた」と吐露した。

全経連は位相回復のための苦肉の策として、会長団の規模を増やす案を推進したが、これといった成果はなかった。慎昌宰(シン・チャンヂェ)教保生命会長、朴炫柱(パク・ヒョンヂュ)未来アセット会長、李重根(イ・ヂュングン)富榮会長、李秀永(イ・スヨン)OCI会長、朴聖秀(パク・ソンス)イーランド会長など、10人あまりの財界総帥を対象に会長団への加入を説得したが、ほとんど固辞したと伝えられる。全経連会長団への参与を固辞したというあるグループの関係者は、「経営活動だけで忙しいのに、財界の利益だけを代弁するという批判を受ける団体に、あえて積極的に参加する必要があるのか」と反問した。

  • 韓国全経連のビル40%が空 大韓商工会議所に押される
  • 年末に竣工した新しい全経連会館

4大グループの総帥、ほとんど足を運ばない

新しい建物も半分近くガラガラ

活発な活動の大韓商工会議所とは対照的

会長団の規模を増やすことが容易ではないので、次はイメージ改善に乗り出した。ホ・チャンス会長は「国民の信頼を受ける組織を作る」と宣言し、倫理経営を強調した。財界の立場を代弁する声を全経連が出す代わりに、傘下の研究機関である韓国経済研究院に任せる変身も図った。それでも世論は依然として冷ややかだ。

悩みはこれが全てではない。新しく建てた全経連新築会館(FKIビル)の「空室率」問題も深刻だ。昨年12月に竣工式を行って以後、賃貸が思い通りに成立せず、建物の40%程度が空っぽのままだ。全経連としては体面を損ねることに違いない。

このように、全経連がいろいろと苦労しているのに対して、また別の財界団体である大韓商工会議所(会長パク・ヨンマン)は目立つ動きで注目されている。いつも疎通を強調する朴容晩(パク・ヨンマン)会長は就任後、産業用電気料金の値上げを支持し、政府の人為的なウォン安政策の批判など、従前の大韓商工会議所会長と差別化された動きをみせている。大韓商工会議所では去る2月13日、経済・企業政策と規制・労働・環境・貿易とFTA・金融・租税と財政など、7つの分野を網羅した40人の政策諮問団を会長直属で発足させた。財界の利益だけではなく、国民のバランスの取れた声を盛り込もうというわけだ。

大韓商工会議所の関係者は、「大韓商工会議所は民間経済団体のうち、商工会議所法に基づいて設立された唯一の法定団体だ。任意団体である全経連とは法的地位からして違う。大韓商工会議所は大企業だけでなく、中小企業やソウルはもちろん、地方の商工人まで網羅した代表的な機関であるだけに、財界の長兄の席はそもそも大韓商工会議所が引き受けるのが適切だ」と強調した。

「確かに重みがそっちへ移った感じだ。全経連はホ・チャンス会長を中心にリーダーシップを示さなければならないが、何を言っても埋もれてしまい、パク・ヨンマン会長の率いる大韓商工会議所に押される雰囲気が歴然としている」。ある財界関係者の耳打ちだ。
  • 毎経エコノミー_キム・ビョンス記者/写真_リュ・ヂュニ記者
  • 入力 2014-06-09 09:12:58