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韓国ビール業界 夏のマーケティング競争

OBとハイトの競争にロッテが加わり「三つ巴戦」...8月まで全国でイベント 

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「チメク(チキンとメクチュ=ビール)の時期、2535世代の若い酒好きをつかめ」。セウォル号の余波で大きく動けずにいたビール業界のマーケティングはブラジル・ワールドカップを契機に12日、一斉に始まった。ビールの消費量は、6~8月の夏シーズンに年間消費の30~40%ほどが集中するだけに、この期間にビール業界は各社のマーケティング戦闘力を注ぎこむ。

特に今年はブラジル・ワールドカップとロッテ「クラウド(kloud)」の加勢で、夏のビール市場の競争がいっそう熾烈になる展望だ。

ビール業界によると11日、「OBビール」と「ハイト眞露」そして「ロッテ酒類」は夏のビール消費を主導する「2535世代」を対象に、さまざまな夏のイベントを企画中だと伝えられた。

韓国ビール業界の関係者は、「4年前の南アフリカ共和国ワールドカップ当時の売上は、前年同期より16%ほど増えた」とし、「今年のゲームは朝の出勤時間帯なので、ワールドカップにオールインするのではなく、多様なイベントを主催する予定」だと明らかにした。

ビール・イベントの砲門を最初に開いたのは、市場の後発走者であるロッテ・クラウド。ロッテ酒類は13日、ソウル駅三洞のクラブ「The A」を皮切りに、20日に釜山・西面の「The FIX」、27日にソウル・弘大の「CREAM」などの有名なクラブを巡回して「パーティーオンザクラウド」イベントを行う。ビール消費量が多い人気のクラブをターゲットに、若い層からクラウドの認知度を高めようという戦略だ。

OBビールはホテルやビーチなどで、パーティーやイベントを開催する。今月と8月の2回、梨泰院・ハミルトンホテルの屋外プールで水着を着て楽しむ「ハミルトン・カスライト・プールパーティー」を開く。人気DJがDJプレイ(Djing)でパフォーマンスを繰り広げ、水中写真撮影ができるフォトゾーンも設置して、多様な見どころを提供する予定だ。

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8月の「釜山海祭り」期間には、海雲台と広安里(クァンアンニ)で「カス・サマーフェスティバル」を開催し、トップクラスの歌手の公演も行う。また、夏休みを迎えた大学生を対象に「カス・クラブパーティー」を開き、若年層の消費も誘導する計画だ。

ハイトビールは今年の夏の売上目標を前年対比で20%以上と、攻撃的に定めた。このため、12日から開かれる釜山海雲台「センタムビール祭り」の後援ビールに名乗り出た。また、7~8月の「大明オーシャンワールド」を手始めに大川(テチョン)・海雲台・鏡浦台(キョンポデ)など、全国の主要海水浴場を巡回して「バカンスフェスティバル」を開催する。ダンスパーティーや涼しげな水鉄砲合戦など、クールなビーチクラブパーティーの形式で行う予定だ。

ここ数年、消費量が大きく増えている輸入ビールも、イベントの後援に加勢した。カールスバーグは13~14日、ソウルのオリンピック競技場で開かれる音楽祭「ウルトラ・ミュージック・フェスティバル 2014」の後援に乗り出し、多様な色のビールであるワインクルーザー(Wine Cruiser)も来月19日、ソウル・蚕室運動場で開かれる異色マラソン「カラーミーラッド(COLOR ME RAD」を後援する。

こうしたなか、輸入ビール人気に身をすくめていた国産ビールの売上は、4カ月ぶりに増加に転じた。11日、ロッテマートが毎月のビールの売上を分析した結果、5月の国産ビールの売上は前年同期との対比で1.6%増加した。

韓国国産ビールは今年の2月(マイナス19.0%)と3月(マイナス7.9%)、4月(マイナス7.1%)など、三ヶ月連続の大幅なマイナス成長を記録した。韓国国内市場での韓国国産ビールのシェアは70%前後で輸入ビールよりも高いが、成長率は輸入ビールがはるかに高い。

韓国ビール業界の関係者は、「国内ビール業界が夏のシーズンを控えて新製品を相次いで発売し、売上も増えている」と分析した。
  • 毎日経済_ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-11 17:30:59