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数字経済 > マーケット > 韓国、LTEより3倍速い広帯域LTE-Aの時代始まる
LTE(ロング・ターム・エボリューション)より3倍速い「広帯域LTE-A(ロング・ターム・エボリューション アドバンスト)」時代が開かれる。2011年7月の第4世代(4G)LTEの商用化以後、3年ぶりだ。12日、移動通信業界によると今月末に、SKテレコムとサムスン電子は世界初の広帯域LTE-Aをサポートするスマートフォンを発売する予定だ。
SKテレコム関係者は「最近、広帯域LTE-A網のテストを完了し、今月末の製品化を待っている」と明らかにした。初の広帯域LTE-A携帯電話はサムスン電子の「GALAXY S5超高画質(QHD)モデル」だ。
2位や3位のメーカーも、続々とサービスと製品の発売に乗り出す。KTとLGユープラスは来月から全国網のサービスを開始し、LG電子とパンテックはそれぞれ7月と8月に、この技術をサポートする「G3プレミアム」モデルや次世代「ベガシークレット」を出荷する予定だ。世界の通信会社が「速度リーダーシップ」を先取りするために争うなかで、広帯域LTE-A市場の主導権を韓国企業が握ることになったわけだ。
広帯域LTE-Aは、従来広く使われた「広帯域LTE周波数」と「LTE周波数」を合わせて、最大225Mbps(メガビット秒)に速度を引き上げた技術だ。
800メガバイトの映画1本をダウンロードするのに約28秒ですむ。
広帯域LTE-Aが商用化されると、消費者のスマートフォンの使用経験もより豊かになると思われる。大容量の超高解像度(UHD)映像を途切れることなく視聴できる。
■ 用語の説明
広帯域LTE-A:データをダウンロードする速度が従来のLTEの3倍速い次世代無線ネットワーク技術。