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韓国の男性 70%がカジュアルな服装で会社出勤

サムソン・ファッション研究所、市庁前・三成洞・汝矣島で調査 

  • 韓国の男性 70%がカジュアルな服装で会社出勤
ベンチャー企業の部長として在職中のキム・ヂュノさん(43)が出勤時にスーツを着たのは遠い昔だ。服装に何ら制裁を加えない会社の雰囲気もあるが、単調なスーツファッションよりもカジュアルな服を好んで着る本人の好みからだ。

最近、男性の出勤ファッションからスーツは大挙して減る一方で、カジュアルが爆発的に増えている。今回は数値を通じてはっきりと証明された。サムスン・ファッション研究所は先月14日の午前8時~9時30分、ソウル市の市庁前・三成洞・汝矣島など3つの地域に出勤する男性会社員2628人の服装を調査し、その分析結果を12日に公開した。

研究所は、いったんシャツとネクタイを締めたスタイルをスーツと見なし、その他の衣装はカジュアルとして把握した。その結果、カジュアルなスタイルは全体の69.9%を記録して、スーツスタイルの30.1%を2倍以上大きく上回った。研究所は毎年5月の第2または第3週に、ソウル市内の主な出勤地域で春・夏の男性ファッションを定期的に調査してきた。2000年代初頭まではこの調査でスーツの割合は70%を上回ったが、その後はどんどん減って、2011年にはカジュアル(53.2%)が初めてスーツ(46.8%)を上回った。今年は格差がさらに広がって、通勤服のカジュアルの割合が史上初の70%まで迫ったわけだ。

地域別では、市庁前と三成洞でカジュアルの割合が70%台後半を記録した一方で、汝矣島では49.8%で平均を大幅に下回って人目を引いた。IT企業や官公庁が密集した三成洞・市庁前とは異なり、証券会社が多い汝矣島ではいまだにスーツ・マナーがより強いことを知ることができる部分だ。

専門家らは全般的なカジュアルの増加は、△例年より早くなった暑さの開始時期、△クールビズ文化の拡散、△変化した消費行動などが複合的に作用した結果だと分析する。消費行動の変化は40代で最も目立つ。

今年の調査では、カジュアルの着用割合はすべての年齢層で昨年よりも増えたが、とくに40代で増加幅が大きかった。20代は昨年の74.1%から今年は77.2%に、30代は57.4%から68.9%に増えた一方で、40代のカジュアル割合は52%から67.3%へと15%ポイント以上増加した。サムスン・ファッション研究所のナ・インギョン研究員は、「40代のグルーミング(ファッションに敏感な男性)消費者が最近、通勤服のカジュアル増加傾向を主導している」とし、「彼らは多様な色のチノパンツなど、20代のファッションまでやすやすと消化するほど積極的な行動を見せている」と語った。
  • 毎日経済_ソ・ヂヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-12 17:09:58




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