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数字経済 > マーケット > 韓国家計のエンゲル係数、食料品費より教育費が負担になる
子供がいる家庭では食料品費より教育費にもっと大きな負担を感じていることが分かった。特に、中産層が教育費負担を最も大きく感じており、対策準備が急がれる。
現在経済研究院は15日、「韓国の家計のエンゲル係数特徴と示唆する点」の報告書で、2002年から子供の教育費支出負担が基礎生活費に該当する食料品費よりも高かったと明らかにした。また、家計の教育費負担が加重され、階層間の教育格差が深刻化されていると指摘した。報告書は18才未満の子供と居住して実際の教育・保育費を支出している世帯を「エンゲル世帯」として定義し、エンゲル係数を推計した。エンゲル係数とは、家計の消費支出での教育・保育費比重を意味する。その結果、エンゲル係数は2000年14.4%から上昇し、2009年20.5%に達し、その後やや低下したが2013年にも17.7%にとどまっている。
特に中産層の教育・保育費負担が高所得層に比べてより一層大きかった。エンゲル世帯の所得5分位の中で中産層に属する4分位(18.6%)と3分位(18.2%)のエンゲル係数が高所得層である5分位(17.5%)に比べて高かった。