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変化する自動車の流通構造…オンラインやホームショッピングで購入可能に

指でクリックして車を買う時代に 

  • 変化する自動車の流通構造…オンラインやホームショッピングで購入可能に
  • < 自動車流通構造の多変化 >

オフライン営業店とディーラー中心だった自動車の流通構造は、オンライン市場の登場で地殻変動を予告している。特に2018年からはホームショッピングを通じて国産車を購入できるようになり、こうした傾向は徐々に加速する見通しだ。

16日、自動車業界によると現代自動車グループは最近、英国とカナダなどでオンライン販売を開始するなど、まず海外市場からオンライン市場の攻略に速度を加えている。

英国では来年1月6日から「クリック・トゥ・バイ(Click to Buy)」と呼ばれるオンライン販売プログラムを通じ、車両の選択から見積り、最終決済、配車の予約までノンストップで車の購入が可能となる。これは英国内の完成車メーカーの中では最初に導入される販売方式だ。現代自動車は2014年からオンライン販売を制限的に運営してきたが、法人レベルで多数のディーラーが参加する全国的なオンライン販売は今回が初めてだ。

現代自動車は最近ジェネシスをローンチしたカナダでも、見積もりから決済まで可能なオンライン決済システムを導入した。カナダ以外にも「ジェネシスホーム」というオンライン販売サービスを通じて全世界に拡大する計画だ。

現代自動車がこのように海外からオンライン販売網の拡充に乗り出したのは、国内市場では自動車ディーラーが反発するからだ。現代・起亜自動車の直営店で働く従業員で成り立つ販売労組は、オンライン販売網が拡大される場合の急速なオフライン市場の萎縮を懸念して反対している。販売代理店の各ディーラーも状況は同じだ。各ディーラーは自動車メーカーから仕入れて車両販売価格を設定するために、これらの価格設定における裁量権を持っている海外とは土壌が違うのだ。

それにもかかわらず、一部の企業はすでに国内市場で限定的にオンライン販売を行おうとしている。

去る9月、韓国GMはオンラインショッピングモールであるオークションを通じて、シボレーの新車「ザ・ニューアベオ」を先着順で10台の販売イベントを繰り広げて1分で完売した。オンラインキャッシュの形で500万ウォンに達する割引を与えたからだ。

これに先立ち、ルノーサムスン自動車もSUVの「QM6」の販売で、オフラインとオンライン販売を折衷した購入方法を初めて導入したことがある。

2018年からはホームショッピングを通じて国産車の購入が可能になるように、すでに規制改革も行われた状況だ。 CJや現代、ロッテとGSなど4つのホームショッピングも自動車販売に飛び込むと見え、オフライン中心の流通構造の変化は避けられない。

中古車市場も例外ではない。

国土交通部は最近、競売場ではなくてもオンラインで中古車のオークション事業を行えるようにする自動車管理法改正案を国会に提出した。このことから、自動車のオンライン販売はもはや逆らうことはできない大勢だという主張がなされている。オンライン販売は店頭の運用コストがかからず、その分安い価格で車の購入が可能となり、消費者が継続してオンライン販売を要求するしかないからだ。

現代自動車の関係者は、「まだ国内のオンラインとホームショッピングでの販売に対するどんな計画も持っていない」とし、「オンライン販売は大きな流れであるだけに、販売労組や代理店と協議して適切な販売方式を作っていく」と語った。
  • 毎日経済_ウ・ジェユン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-12-16 16:05:46




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