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サムスングループ新入社員 地方大学と女性の比率増える

公募採用の合格者4000人を発表 

  • サムスングループ新入社員 地方大学と女性の比率増える
今年上半期のサムスングループの大卒新入社員の採用で、地方の大学と女性が躍進したことが分かった。サムスングループは16日から系列会社別に、上半期新入社員合格者発表を開始した。去る3月、10万人あまりが志願して始まった上半期の新入社員の最終合格者は4000人にのぼると推定される。

合格者の中で地方大学の出身者が40%に肉迫し、女性新入社員も30%に達することが分かった。サムスンの関係者は、「地方大学出身者の採用比率を35%にしたので、地方大学出身の合格者が無条件に35%を超え、40%に迫るだろう」と明らかにした。また、「男女差別はしていないが、系列会社別に女性合格者が30%に達するものと見られる」と語った。サムスングループは低所得層からも新入社員の5%を義務的に採用している。このため、いわゆる名門「SKY大学(ソウル大・高麗大・延世大)」出身の新入社員の割合は、他の大企業と比較すると相対的に高くない。

サムスングループは昨年の4月に実施した「SSAT(サムスン職務適性検査)」試験に合格した9000人あまりを対象に、地域不問・学校不問・性別不問という3大原則に従って面接を実施した。サムスンの関係者は、「SSATテストは‘ハードル’方式なので、通過してもSSAT試験の成績は最終合格の可否に影響を及ぼさない」と説明した。

面接では職務専門性の力量を集中的に評価した。話し上手で着こなしもよく態度の正しい者ではなく、職務遂行能力を評価するところに重心が移ったのだ。

ソフトウェア職群の場合、終日インタビューを進めながらアルゴリズムを解く課題が与えられ、これを解決する能力を評価した。財務職群の場合、財務諸表の分析能力と投資のための意思決定プロセスを診断した。

今年の新入社員の選抜はソフトウェア・マーケティングと開発などの職群に集中し、人事・総務などの経営支援職群はごく少数に過ぎなかった。

今回選抜された新入社員は7~8月の二か月に渡り、3週間ずつ新入社員教育を受けることになる。教育は全国8つの研修センターで、200人前後の単位で19泊21日(一日は徹夜)ずつ行われる。

教育内容はサムスングループと系列会社に対する基本知識の習得で構成されるが、同僚間の信頼関係の向上と愛社精神の鼓吹などの活動も並行される。

特に新入社員25人につきサムスングループの課長・次長級職員が「指導先輩」として配置され、一緒に生活しながら一挙手一投足を評価し、この評価結果に基づいて適切な職務に配置される。合格者はサムスングループのホームページ(http://careers.samsung.co.kr)の採用情報コーナーで、志願当時に使用したメールアドレスとパスワードで認証後、合格したかどうかを個別に知ることができる。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-16 17:27:13




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