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韓国で40代、50代のキャンピング用品消費が増える

客単価も平均より33%高く...一人用キャンプ用品も大幅増加 

継続する不況に苦しむ大型マートでも、キャンプ熱気だけは熱く吹き荒れている。

  • 韓国で40代、50代のキャンピング用品消費が増える
  • イーマートトレイダース駒城店のキャンピング用品売り場 [写真提供=イーマート]

家族用のキャンプ・セットから、最近では「一人用テント」などの単独型製品まで、惜しみなく購入するキャンピング族が大型マートに殺到し、大型マートの新たな大口顧客として浮上する雰囲気だ。

18日、イーマートがキャンプ関連用品を購入した顧客147万人の購買データを分析した結果、キャンプ用品の消費者の月平均客単価は約24万ウォンであることが分かった。これは一般製品を買った顧客(18万ウォン)よりも33%高い金額だ。売り場を訪れる回数も多かった。一般顧客客は月平均2.7回訪問したのに対し、キャンピング族は3.9回ほど店に立ち寄ったことが確認された。主力製品の生鮮食品を中心に売上不振に陥っている大型マートの立場からは、より多く立ち寄って財布も惜しみなく開くキャンピング族は喜ばしいかぎりだ。

おかげでキャンプ商品の売上は景気沈滞とは関係なく、恐ろしいほどに成長している。2011年は1800億ウォンに過ぎなかったイーマートのキャンプ用品の売上は、翌年の2500億ウォンを経て、昨年は3000億ウォンに拡大した。

イーマートのノ・ウンヂョン顧客分析チーム長は、「今年の売上は昨年より65%以上多い5000億ウォンになるだろうと期待している」と語る。

キャンプ用品ブームは「4050世帯」の中・壮年層が主導している。

昨年のキャンプ用品の全体売上にこの世代が占める割合は56%で過半を超えた。彼らの大部分は家族単位のキャンプを楽しむために、4人用テントとコッヘルなどフルセットを備えるケースが多い。最近では家族を離れて一人で「ヒーリング旅行」に出る単独キャンプ文化が流行しつつ、一人用キャンプ用品を追加で調達する‘おじさん’たちが増えている。

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実際に、この2年間にキャンプ用品を購入した40代以上の顧客が今年に入り、ミニテントなどの単独キャンプ用品を再購入した割合は32.5%に達した。家族キャンプを楽しんでいた中年層の10人のうち3人以上が、いまや一人キャンピングに乗り出すという話だ。

「キャンプは真夏に最も多く出る」という固定観念とは異なり、1年のうちでキャンプ用品の売上が最も高い時期は、夏の直前の5~6月であることも分かった。7~8月の休暇シーズンを避けて、早い休暇を楽しもうとする需要が押し寄せたおかげで、昨年のイーマートの5~6月における売上のうち、キャンプ用品が全体の18%を占めたほどだ。

イーマートのイ・ヒョンヂク キャンプ用品バイヤーは、「キャンプ市場が着実に拡大して家族・一人用などに多様化することに合わせ、軽量テントなどの品揃えを大幅に拡大して、価格もいままでに比べて最大50%以上下げた」と説明した。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-18 17:47:21




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