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韓国 ドル基準の輸出額増えるもウォン換算時には減少

5月の輸出は15億ドル増えたが、ウォン換算時4千億↓...ウォン高で採算悪化 

◆輸出増加の罠◆

  • 韓国 ドル基準の輸出額増えるもウォン換算時には減少
今年に入ってウォンが急速に上昇し、韓国から外国への輸出が増えているが企業が実際に手にする金額はむしろ減少する現象が明確になっている。

このような現象が深刻化すると韓国内企業は採算性が悪化して、輸出すればするほど損害をこうむり、輸出が増えても内需はさらに悪化するという副作用が発生する。

毎日経済新聞は18日、産業通商資源部が毎月発表する2012年以降の月別輸出額を、その月の平均為替レートを適用して分析した結果、ウォンが速い速度で上がるときはドルに換算した輸出額は増えたが、ウォンに換算した輸出額はむしろ減ったことが分かった。ドルで表示された韓国の経常収支は、26ヵ月連続で黒字を見せているが、輸出構造を見ると内実は「カンジョン(韓国伝統菓子、中が空洞)」という分析も提起される。ウォンに換算した輸出額は2012年の第2四半期以降、減少傾向に入った。

特にこの期間中、前月と比較してドル建ての輸出額は増えたがウォン建ての輸出額は減少したケースが3回も発生した。

今年4月のドル建て輸出額は503億ドルで、前月対比で13億ドル増加したものの、ウォンの平均値が一ヶ月のあいだにドル当たり26ウォン値上がりし、ウォン建ての輸出額は52兆5635億ウォンから52兆5468億ウォンでむしろ減った。2013年12月と2012年11月にも同じような状況が発生した。

昨年の同じ期間と比較したときも、ドル建て輸出額は増加したものの、ウォン建てでは輸出額が減ったケースが4回繰り返された。今年2月のドル建て輸出額は429億ドルで、昨年2月の423億ドルよりも6億ドル増えたが、ドル当たりのウォンの平均値が15ウォン上がり、ウォン建ての輸出額はほぼ変動がなかった。昨年5月には1年のあいだにウォンが44ウォン急騰し、ドル建て輸出額は15億ドル増加した一方で、ウォン建て輸出額は4496億ウォン減少した。
  • 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/チョン・ボムヂュ記者/キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-18 17:47:00




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