トップ > 数字経済 > マーケット > ネイバー、広告売り上げ高3兆ウォン...カカオの5倍
ネイバーの広告独走が深まっている。新聞・テレビのような伝統メディアとのギャップを広げることはもちろん、同種の情報技術（IT）業界でも独占的地位を固めている。
昨年、ネイバーの国内広告の売り上げは約2兆9000億ウォンと推算される。これは前年の2015年（2兆3224億ウォン）よりもおよそ30％増に迫る成長規模だ。ネイバーは昨年の第4四半期のみで8100億ウォンに近い広告売り上げをあげたと分析される。ネイバーが四半期の広告売り上げで8000億ウォンを超えたのは今回が初めてだ。
ITサービスの広告プラットフォームであるネイバーは、排他的に近い地位を固めつつある。昨年、ネイバーの国内モバイル広告の売り上げ高は、少なくとも1兆6000億ウォンと推算される。これは2位の事業者であるカカオ（3000億ウォン）の5倍を超える水準だ。成長速度も圧倒的だ。この2年間、モバイル広告市場でのネイバーの売り上げは240％以上増加した一方で、カカオの売り上げ高は76％増にとどまった。
PCサービスも例外ではない。ネイバーのPC広告売り上げ高は1兆2000億〜1兆3000億ウォンの間を行き来しているのに対し、カカオのPC広告の売り上げ高は2014年に比べて見る影もなくなったと推定される。
伝統メディアとの格差もさらに広げている。ネイバーはすでに4年前、広告収入で地上波3社を逆転した。 2013年のネイバー広告の売り上げ高は1兆6754億ウォンで、地上波3社放送局のテレビ広告売り上げ高1兆6600億ウォンを上回った。新聞ともいっそう格差を広げた。ネイバーの昨年の広告収入は、全国3736社の新聞広告収入総額1兆5395億ウォンの2倍近くになる。
IT業界の関係者は、ネイバーの今年の広告売り上げ高は3兆5000億ウォンを上回ると予想している。特に今年は昨年11月にオープンした「ショッピング検索広告」が、広告の実績をさらに牽引すると予想される。ショッピング検索広告はネイバーショッピングに入店した商品を、検索広告結果に表示させる広告サービスだ。
広告費はユーザーのクリック数に比例する。このように、オンライン広告の独占現象が深化したことから、一部ではネイバー広告の独走は規制から自由であるためだという指摘も提起されている。チェ・ソンジュン放送通信委員長は最近、記者懇談会で「インターネット企業は自主規制程度であり、ほとんど規制がなかった」とし、「ポータルとソーシャルネットワークサービス（SNS）などのインターネット企業への規制案を研究したい」と語った。
ネイバー、広告売り上げ高3兆ウォン...カカオの5倍
全国3736社の新聞広告の売上の2倍...放送通信委員会「偏った傾向を修正」
ネイバーの広告独走が深まっている。新聞・テレビのような伝統メディアとのギャップを広げることはもちろん、同種の情報技術（IT）業界でも独占的地位を固めている。
昨年、ネイバーの国内広告の売り上げは約2兆9000億ウォンと推算される。これは前年の2015年（2兆3224億ウォン）よりもおよそ30％増に迫る成長規模だ。ネイバーは昨年の第4四半期のみで8100億ウォンに近い広告売り上げをあげたと分析される。ネイバーが四半期の広告売り上げで8000億ウォンを超えたのは今回が初めてだ。
ITサービスの広告プラットフォームであるネイバーは、排他的に近い地位を固めつつある。昨年、ネイバーの国内モバイル広告の売り上げ高は、少なくとも1兆6000億ウォンと推算される。これは2位の事業者であるカカオ（3000億ウォン）の5倍を超える水準だ。成長速度も圧倒的だ。この2年間、モバイル広告市場でのネイバーの売り上げは240％以上増加した一方で、カカオの売り上げ高は76％増にとどまった。
PCサービスも例外ではない。ネイバーのPC広告売り上げ高は1兆2000億〜1兆3000億ウォンの間を行き来しているのに対し、カカオのPC広告の売り上げ高は2014年に比べて見る影もなくなったと推定される。
伝統メディアとの格差もさらに広げている。ネイバーはすでに4年前、広告収入で地上波3社を逆転した。 2013年のネイバー広告の売り上げ高は1兆6754億ウォンで、地上波3社放送局のテレビ広告売り上げ高1兆6600億ウォンを上回った。新聞ともいっそう格差を広げた。ネイバーの昨年の広告収入は、全国3736社の新聞広告収入総額1兆5395億ウォンの2倍近くになる。
IT業界の関係者は、ネイバーの今年の広告売り上げ高は3兆5000億ウォンを上回ると予想している。特に今年は昨年11月にオープンした「ショッピング検索広告」が、広告の実績をさらに牽引すると予想される。ショッピング検索広告はネイバーショッピングに入店した商品を、検索広告結果に表示させる広告サービスだ。
広告費はユーザーのクリック数に比例する。このように、オンライン広告の独占現象が深化したことから、一部ではネイバー広告の独走は規制から自由であるためだという指摘も提起されている。チェ・ソンジュン放送通信委員長は最近、記者懇談会で「インターネット企業は自主規制程度であり、ほとんど規制がなかった」とし、「ポータルとソーシャルネットワークサービス（SNS）などのインターネット企業への規制案を研究したい」と語った。
- 毎日経済_オ・チャンジョン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2017-01-29 04:01:05
